VALUE 句 (報告書作成機能)

VALUE 句は、報告書節内の印字可能項目の値を定義する。

一般形式


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構文規則

  1. 符号付き数値定数には、符号付き数値 PICTURE 文字列を指定する。
  2. VALUE 句中の数値定数が、その項目の PICTURE 句によって示される値の範囲に収まっている。また、ゼロ以外の数値の切り捨てが必要な値は含めない。VALUE 句中の文字定数が、その項目の PICTURE 句によって示される長さを超えない。

一般規則

  1. VALUE 句は、その項目内またはその項目の階層内のデータ記述に含まれる他の句と矛盾しないものとする。以下の規則が適用される。
    1. 項目の項類が数値である場合、VALUE 句の literal-1 は数値とする。
    2. 項目の項類が英字、英数字、英数字編集、または数字編集である場合、VALUE 句の literal-1 は文字定数とする。これらの定数をデータ項目中に収める際の境界揃えは、そのデータ項目が英数字として記述されている場合と同様である (「標準桁寄せ規則」セクションを参照)。PICTURE 句中の編集用文字は、データ項目の長さを決定するためには用いられるが、データ項目の初期化には影響を与えない (「PICTURE 句」セクションを参照)。したがって、編集項目用の値は、編集された形で指定する。
    3. 項目に BLANK WHEN ZERO 句や JUSTIFIED 句が指定されていても、初期化には影響しない。
  2. 報告書節で、基本報告書記述項に VALUE 句が含まれているが GROUP INDICATE 句は含まれていない場合、その印字可能項目は、その報告集団が印字されるたびに指定された値を取ることになる。GROUP INDICATE 句も含まれている場合、その印字可能項目は、特定のオブジェクト項目条件が存在する場合にのみ、指定された値で表示される (「GROUP INDICATE 句」セクションを参照)。