報告書の論理的な下位区分

明細報告集団は、複数の入れ子階層の制御集団に構成できる。各制御集団の先頭には制御頭書き報告集団を配置でき、末尾には制御脚書き報告集団を配置できる。

入れ子状の制御集団を定義した場合、制御階層内の制御データ項目の値の変化を認識することを制御切れと呼び、制御データ名に関連する頭書きおよび脚書きをそれぞれ制御頭書きおよび制御脚書き報告集団と呼ぶ。

GENERATE 文の実行中に、報告書作成制御システム (RWCS) は制御階層を使用して制御切れの発生を自動的に検査する。制御切れが発生すると、そのすべての下位レベルが変更したものと見なされる。これは、実際には値が変わっていなくとも、制御切れが発生したことになる。制御切れが発生すると、次の処理が順番に行われる。

  1. 制御切れが発生したレベル以下のすべての制御脚書き報告集団が順に出力される。
  2. 制御切れが発生したレベルから最下位のレベルまでのすべての制御頭書き報告集団が順に出力される。
  3. GENERATE 文で指定した明細報告集団が出力される。