手続き部の報告書作成機能の文

手続き部に指定する報告書作成文としては、INITIATE、GENERATE、TERMINATE、SUPPRESS、および USE BEFORE REPORTING がある。

INITIATE 文は、報告書作成制御システム (RWCS) に複数の初期化機能を自動的に実行させる。報告書の明細処理を行う前に、報告書の開始処理を行っておく必要がある。

GENERATE 文にデータ名を指定すると、指定した明細報告集団の形式を整えて出力装置に書き出す。また、GENERATE 文により、前述の多くの暗黙の処理が RWCS によって実行される。

GENERATE 文に報告書名を指定すると、合計報告書を作成できる。この型の文が生成する報告書では、明細行がすべて自動的に抑制され、明細報告集団の処理の間に集計された合計のみが含まれる。報告書名を指定した GENERATE 文およびデータ名を指定した GENERATE 文は、RWCS によって同様に処理される。違いは、前者では明細行が抑制される点である。

TERMINATE 文により、RWCS は報告書の終了に関する機能をすべて自動的に実行する。報告書を収録したファイルを閉じる前には、TERMINATE 文を実行する必要がある。

SUPPRESS 文により、ある報告集団全体を実行時に印刷しないようにできる。

USE 文で BEFORE REPORTING を指定すると、RWCS が実行する自動手続き内の特定の時点で、手続き部の文を実行できる。USE BEFORE REPORTING 手続き内の文は、SOURCE 句が参照するデータ項目の内容を変更できる。したがって、自動的に作成される報告集団内で参照するデータ項目の内容を制御できる。