アプリケーションのデバッグが完了し、パフォーマンス要件を満たすことを確認したら、[Build Image] オプションを使用してアプリケーションをビルドしてディプロイ用のイメージを作成できます。デフォルトでは、[Build Image] オプションを使用すると Visual COBOL イメージに基づくイメージが作成されるため、最初にプロジェクトをビルドしてディプロイ用のイメージを作成する際に、COBOL Server イメージを使用するように設定するための追加の手順が必要になります。
デフォルトでは、[Build arguments] フィールドを使用して DEPLOYBASE が microfocus/vcbuildtools-build に設定されるため、プロジェクトのイメージの作成時に Visual COBOL イメージが使用されます。この方法で [Build arguments] フィールドからビルド引数を削除すると、Dockerfile の DEPLOYBASE の定義 (microfocus/cobolserver) が代わりに使用され、COBOL Server イメージが使用されるようになります。
COBOL Server イメージを使用するように切り替えるのは、COBOL Server に基づいてイメージを作成およびディプロイするための関連ライセンスがある場合だけにしてください。
[Build arguments] フィールドから DEPLOYBASE ビルド引数の指定を削除した後に、COBOL Server ではなく Visual COBOL に基づいてイメージを作成するように戻す場合は、[Restore Defaults] をクリックしてダイアログ ボックスのすべてのフィールドをデフォルトの設定にリセットできます。
Dockerfile の内容に基づいて新しいイメージが作成されます。
Visual COBOL で作成された Dockerfile の場合は、プロジェクトがリビルドされ、プロジェクトのビルド出力を含むイメージが作成されます。Dockerfile を編集した場合は、Dockerfile で指定されたコマンドに応じて処理が異なります。
イメージにはプロジェクトと同じ名前が付けられ、「latest」というタグが付けられます。組織の手続きや処理によっては、イメージをディプロイする前に、イメージの名前またはタグの変更が必要になるほか、他のイメージと組み合わせてリビルドが必要になる場合もあります。