BY REFERENCE パラメーターの使用

制約事項: 次の説明はネイティブ コードにのみ該当します。

メソッドに渡すパラメーターを BY REFERENCE として宣言すると、デフォルトではネイティブのオブジェクト指向 COBOL メソッドから呼び出し元の Java クラスに制御が戻った際に、それらのパラメーターに加えられたすべての変更が、対応する Java オブジェクトに反映されます。

この Java オブジェクトの更新は、次の静的変数を使用することによって回避できます。

static boolean mfcobol.runtimeProperties.updateByRefParams;

この変数のデフォルト値は true です。false に設定すると、Java オブジェクトは更新されません。

注: この COBOL 開発システムの以前のバージョンでは、BY REFERENCE で定義されたパラメーターが更新されても、デフォルトでは呼び出し元の Java オブジェクトには反映されません。旧バージョンの動作を前提としている Java コードがある場合には、mfcobol.runtimeProperties.updateByRefParams を false に設定するように、コードを変更する必要があります。

COBOL 開発システムには、BY REFERENCE パラメーターの処理方法の違いを示すサンプル プログラムが付属しています。