ESF パストークン

パストークンは、セキュリティ ドメイン間でユーザーの ID を通信するためのオプションの ESF 機能です。パストークンを使用すると、特定の Enterprise Server コンポーネント (エンタープライズ サーバー リージョンまたは MFDS) がユーザーに代わって別の Enterprise Server コンポーネントにユーザーの通常の資格情報 (一般的にはパスワード) なしにサインオンできます。

実質的に、パストークンは、ユーザーのパスワードの 1 回限りまたは期間限定の代替となります。パストークンは、作成時にユーザー (およびサインオン グループ) に関連付けられ、そのユーザーとしてサインオンするためにのみ使用できます。

パストークンは、有効になっている場合、次のような目的に使用できます。

一部の ESM モジュールはパストークンをサポートしていません。パストークンをサポートしないモジュールを使用してユーザーを確認する場合、ユーザー ID はセキュリティ ドメイン間で自動的には転送されず、ユーザーは各ドメインで通常の資格情報を使用して明示的にサインオンする必要があります。

注: 個別のセキュリティ構成を持つコンポーネント (Micro Focus Directory Server (MFDS) によってホストされている Enterprise Server Administration ユーザー インターフェイスおよびリージョンでホストされている Enterprise Server Monitor and Control インターフェイスなど) 間で ESF パストークンを使用するには、両方のコンポーネントのセキュリティ構成が一致している必要があります。構成が異なるコンポーネント間でもパストークンは機能する可能性がありますが、サポートされていません。