動作または使用法の重要な変更

本セクションでは、Visual COBOL for Visual Studio 2017 の最新および過去のリリースでの動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

注: このリストには、Patch Update リリースで導入された動作の変更は含まれません。それらの変更に関する情報については、Patch Update の readme を参照してください。

本リリースでの動作の変更

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リリース 7.0 のこれらの変更の最新リストについては、Micro Focus カスタマー ケア Web サイト製品ドキュメント セクションで入手できる本製品のリリース ノートを参照してください。

最大レコード長の超過

ファイル ハンドラーでサポートされる最大レコード長は 62KB です。この制限を超えるレコードを作成すると、コンパイル時に COBCH0649 エラーが生成されます。これらの大きなレコードを利用するプログラムは引き続き使用できますが、ファイル処理操作で悪影響が生じる可能性があります。

コンパイラ指令による ISO2002 のサポート

ISO2002 指令で、異なるレベルの ISO2002 機能を提供するオプションがサポートされるようになりました。ISO2002"1" は、Server Express および Net Express でサポートされる機能を提供し、ISO2002"2" は、それらの機能に加えて、Visual COBOL 以降に追加された機能を提供します。Server Express/Net Express で ISO2002 指令を使用していて、Visual COBOL に移行する場合、ISO2002"2" による動作の変更の影響を受けるアプリケーションがある場合は ISO2002"1" を使用してください。

ODOSLIDE が有効な場合の可変長グループの初期化

ODOSLIDE コンパイラ指令が設定されている場合、INITIALIZE 文の対象を可変長グループにすることはできません。以前のリリースでは、この場合も誤ってコンパイルが許可され、実行時に予期しない結果を招いていましたが、重大な構文エラーとして扱われるようになりました。

.NET COBOL と他の言語との相互運用

.NET COBOL プログラムを REENTRANT"2" でコンパイルした場合に、インスタンス メソッドが生成されるようになりました。以前は、これらのプログラムをコンパイルすると静的メソッドが生成されていました。これらのメソッドが静的であることに依存する COBOL 以外のコードについては、これに対応するようにコードをリファクタリングするか、.NET COBOL コードを ILSTATIC 指令で再コンパイルする必要があります。

注: ILSTATIC 指令は、Visual COBOL の今後のリリースで非推奨になる予定です。

最新のオペレーティング システムとの互換性の問題に関する早期の警告

最新のオペレーティング システムに対応するために、それらの操作性のガイドラインに合わせて細かな調整を継続的に行っています。OS レベルの機能の操作時に、以前は定義されていなかった動作が検出されるようになっています。

エラー RTS096 は、コード内で直接的または間接的に COBOL 機能を呼び出したプロセスにオペレーティング システムの fork() API の呼び出しが含まれている場合に発生します。

このエラーにより、最新のオペレーティング システムで確認しないままにしておくと実行時にデッドロック、クラッシュ、またはその他の障害が発生する可能性がある状況を早期に診断できます。これらの問題は断続的に発生することが多く、追跡するのが非常に困難です。

詳細については、サポート技術情報の記事 https://community.microfocus.com/t5/Visual-COBOL-Knowledge-Base/fork-rts64-Error-96-encountered-in-child-process/ta-p/1771191 を参照してください。

ライブラリ ルーチンの呼び出しプロトタイプ

ライブラリ ルーチンの呼び出しプロトタイプとして本システムで提供されるコピーブック cbltypes.cpy および cblproto.cpy には、最新の構文の機能である CONSTANT キーワードが含まれています。これらのファイルを MF 指令と組み合わせて使用する場合は、現在のレベルである 21 に設定する必要があります。それ以外の場合は、指令を削除するか、これらのコピーブックを使用しないでください。

データベース アクセス - OpenESQL

他の DBMS SQL COBOL プリコンパイラと同様に、OpenESQL が埋め込み SQL 標準に準拠するようになり、WHERE <column> = :hostvar 句でのグループ ホスト変数の使用が許容されなくなりました。これまでは、使用されていてもコンパイル時にフラグが付けられず、実行時に予期しない結果になることがありました。

JSON での匿名のルート フィールドの処理

JSON (RESTful) サービス インターフェイスについて、JSON メッセージ本文の最も外側 (ルート) の構造を常に JSON オブジェクトにするように IMTK で強制されなくなり、JSON 配列またはプリミティブもルートとしてサポートされるようになりました。JSON メッセージのルートは必ず匿名にする必要がありますが、インターフェイス マッパーにおいては、操作のインターフェイス フィールドで本文の最上位のフィールドとして匿名のルートを定義することが必要になりました。その際、本文の最上位のインターフェイス フィールドは入力と出力のいずれについても操作に複数含めることはできないため、メッセージの本文に含まれるインターフェイス フィールドはすべて本文の最上位のフィールドの子にする必要があります。6.0 より前の非準拠の JSON サービス インターフェイスはそのままで引き続きサポートされますが、インターフェイス マッパーで保存する際に 6.0 からの仕様が適用されます。

.NET COBOL コードの各国文字データ項目

.NET COBOL コードのうち、NATIONAL または NATIONAL NUMERIC データ項目の IS NUMERIC テストを使用するコードや、CHECKNUM コンパイラ指令でコンパイルされたプログラムで NATIONAL NUMERIC データ項目を使用するコードについては、このリリースで再コンパイルする必要があります。このような構造を使用する以前の製品のコンパイル済みコードをこのリリースで実行すると、MissingMethodException エラーが生成されます。

ODOSLIDE が有効な場合、OCCURS DEPENDING ON 句を使用する後続の項目に VALUE 句は使用できない

作業記憶域に OCCURS DEPENDING ON 指定を含むデータ項目が格納されている場合、ODOSLIDE が有効な状態のときは、それと同じかそれよりも上位の後続のデータ項目に VALUE 句を含めることはできません。そのようなデータ項目がある場合、エラー (COBCH1962) が生成されるようになりました。

ソース コードから VALUE 句を削除できない場合や ODOSLIDE を削除できない場合は、カスタマー ケアにお問い合わせください。

リリース 5.0 での動作の変更

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リリース 5.0 のこれらの変更の最新リストについては、Micro Focus カスタマー ケア Web サイト製品ドキュメント セクションで入手できる本製品のリリース ノートを参照してください。

通信機能の構文のサポートの終了

通信機能 (COMMS SECTION または COMMUNICATION SECTION) は以前から非推奨になっています。関連する特定の構文については、残っていてもコンパイラでは問題にはならず無視されていました。それらの構文が完全に許容されなくなり、含まれているとコンパイラでエラー (COBCH1895 Communication Facility not supported) が生成されるようになりました。ソースから該当するセクションを削除して再コンパイルする必要があります。

コンパイル

ランタイム エラー メッセージに行番号情報を含めると、プログラムの異常終了時に有用な診断支援が提供されます。これはすでに UNIX および Linux プラットフォームでのデフォルトの動作であり、Windows プラットフォームでもコマンド ラインを使用する場合のコンパイラのデフォルトの動作です。

デバッグ ビルドの場合、通常は ANIM コンパイラ指令を指定し、リリース ビルドの場合、通常はビルド スクリプトに ANIM 指令を指定しません。これらの状況では、以前は気付かなかった .idy ファイルの存在に気付くかもしれません。これらの .idy ファイルの生成は、行番号情報の生成以外のアプリケーションの動作やパフォーマンスには影響しません。.idy ファイルはアプリケーションの実行に必要ではないため、アプリケーションをデバッグする特定の要件がない限り、配布しないでください。

注: IDE または IDE から生成されたビルド スクリプトを使用する場合の動作には変更はありません。

ファイル処理

FTF (ファイル管理記述項) を渡して EXTFH または EXTSM を直接呼び出すアプリケーションは、FCD を正しく初期化する必要があります。これは、未使用または予約済みの領域をバイナリ ゼロで初期化する必要があることを意味します。そうしないと、たとえば EXTSM を呼び出す際に RTS114 エラーを受け取る場合があります。「ファイル制御記述 (FCD)」を参照してください。

リリース 4.0 での動作の変更

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リリース 4.0 のこれらの変更の最新リストについては、Micro Focus カスタマー ケア Web サイト製品ドキュメント セクションで入手できる本製品のリリース ノートを参照してください。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイル

コンパイラにより、「COBCH1888 Typedef is defined differently in another external program」という E レベルのメッセージが生成されるようになりました。これは、異なる外部プログラムが同じ typedef 名で競合する定義を持っている場合に生成されます。以前の定義が無視された場合に以前の動作を復元するには、指令 HIDEMESSAGE"1888" を使用します。

Enterprise Server セキュリティ

エンタープライズ サーバー リージョンが外部セキュリティを使用して保護されている場合に、Enterprise Server コンソール ログおよび Communications Server ログへの Web アクセスが制限されるようになりました。いずれかのログ ファイルを表示するには、有効なユーザー名およびパスワードを入力する必要があります。

ログへの Web アクセスは、Enterprise Server コンソール ログおよび Communications Server ログのリソースとともに、新しい Communications Server リソース クラスの下の標準 ACL 定義を使用して制御できます。これらのリソースが存在する場合、ユーザーはログの表示を許可される「読み取り」アクセス権を必要とします。リソースが存在しない場合、デフォルトの動作では、有効なユーザー名およびパスワードの入力時に「読み取り」アクセスが許可されます。

新しいリソース クラスおよびリソース定義のサンプルは、es_default_ldap_msuser.ldf ファイルにあります。このファイルは、製品ディレクトリの bin サブディレクトリにあります。

再リンクまたは再コンパイルが必要な実行可能ファイル

製品のバージョン 4.0 は、以前の Micro Focus 製品よりも新しいバージョンの Microsoft C ランタイム システムに依存しています。つまり、製品の以前のバージョンでビルドされた COBOL 実行可能ファイル (.exe) は、バージョン 4.0 のランタイム製品とは互換性がない可能性があります。バージョン 4.0 でアプリケーションの動作が変わる場合、メインの実行可能ファイルをバージョン 4.0 に再リンクすることを強くお勧めします。これにより、COBOL ランタイム システムが、発生する可能性のあるランタイム エラー条件を完全に処理できるようになります。

元のオブジェクト コードが使用可能で、バージョン 4.0 と再リンクされている限り、バージョン 4.0 と完全に互換性のある新しい実行可能ファイルは、アプリケーションを再コンパイルせずに作成できます。

実行可能ファイルが製品の最新のプログラミングおよびパフォーマンスの強化の恩恵を受けられるように、ソース コードを完全に再コンパイルすることをお勧めします。

IMTK ランタイム構成

このリリースでは [Configure Runtime Environment] ダイアログ ボックスが変更されたため、システムをアップグレードした後、サービスを実行する前にこのダイアログ ボックスで以前に設定した値をすべて再入力する必要があります。

Enterprise Server 用のアプリケーション サーバー JCA サポート

このリリースでは、すべての CICS 関連の Java アーティファクトは、Visual COBOL インストール ディレクトリの javaee-ccl ディレクトリ下の新しいディレクトリ構造を使用して提供されています。javaee-ccl ディレクトリ構造は、javaee ディレクトリの構造を模倣しています。たとえば、mfccl.jarbin サブディレクトリではなく javaee-ccl\common ディレクトリにあります。

テスト カバレッジ結果

tcutil ユーティリティから生成されたテスト カバレッジの結果に影響するスキーマの変更により、結果をサードパーティ アプリケーション (XSLT プロセッサなど) に入力して <copyFileCoverage> 要素に依存する場合に、代わりに <sourceFileCoverage> にフォーカスするように変換を変更する必要があります。tcutil がすべてのソース ファイル (コピーブックだけでなく) をグローバルにカバーするようになったため、要素はその内容をより適切に反映するように名前が変更されました。

リリース 3.0 での動作の変更

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リリース 3.0 のこれらの変更の最新リストについては、Micro Focus カスタマー ケア Web サイト製品ドキュメント セクションで入手できる本製品のリリース ノートを参照してください。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

Compatibility AddPack for Visual COBOL

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Compatibility AddPack for Visual COBOL は非推奨になり、リリース 3.0 以降では使用できなくなります。

AddPack に含まれていた Dialog System GUI およびランタイム コンポーネント、および Dialog System 文字モード (Windows および UNIX) は、Visual COBOL for Visual Studio の一部としてインストールされるようになりました。ランタイム コンポーネントは、COBOL Server の一部としてインストールされます。これらは下位互換性を確保するためにのみ含まれており、Micro Focus ではこれらを新しい開発に使用することを推奨していません。

AddPack に含まれていた他のコンポーネント、文字ベースのデータファイル エディタ、CSBIND、および画面は、Micro Focus カスタマー ケア からの要求に応じて利用可能になります。

コンパイラ指令

FASTINIT 指令のデフォルト設定が以下のとおり変更されました。MF 方言を設定する際に、FASTINIT がデフォルトになりました。この指令は、他の方言ではデフォルトで設定されません (つまり、NOFASTINIT)。

マネージ COBOL

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mscorlib 以外のアセンブリ内の型への参照は、明示的に参照する必要があります。これを実行するには、ILREF コンパイラ指令を使用できます。

以前は、特定の状況で、ILREF"System" 指令を必要とせずに System.dll アセンブリ内の型にアクセスすることをコンパイラが許可していました。

OpenESQL

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新しい OpenESQL OPTIMIZECURSORS SQL コンパイラ指令オプションは、ADO.NET (DBMAN=ADO) および ODBC (DBMAN=ODBC) に対してデフォルトで有効になっています。ADO.NET の場合、これによりカーソル メモリの消費が削減され、パフォーマンスが最適化されます。 また、これにより ODBC では、WITH HOLD 句および FOR UPDATE 句を使用する埋め込み SQL カーソルが、すべてのデータベースで同じデータ整合性を持つことが保証されます。

以前のリリースで提供された動作を使用するためにアプリケーションで OpenESQL プリプロセッサが必要な場合は、OPTIMIZECURSORS=NO を使用してコンパイルします。

予約語

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  • COBOL 言語に新しい予約語が追加されました。これらはすべて MFLEVEL"19" で有効になります。MFLEVEL"19" は、MF 方言で実行する場合のデフォルト レベルです。以下の単語はいずれもデフォルトの状態では許可されないため、それらを削除または名前変更するか、許可するように環境を特別に構成する必要があります。
    • ALLOCATE
    • FREE
    • JSON
    • END-JSON

    詳細については、「予約語一覧表」を参照してください。

リリース 2.3 Update 2 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイラ

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  • ILPINVOKE 指令は、最初の $SET でのみ使用できるようになりました。これは、ILREF や ILTARGET のような類似の指令と同じ仕様です。以前は、ソース コードの他の位置で ILPINVOKE 指令が許可されていたため、メモリ不足の問題が発生する可能性がありました。

    2860347 (1104422)

  • 以前の製品リリースでは、ネストされたプログラム (ANS85 COBOL で定義) のスコープ ルールは、マネージ COBOL (.NET および JVM) では適用されませんでした。つまり、プログラム A にプログラム B1 と B2 が含まれ、プログラム B1 と B2 にそれぞれ C1 と C2 が含まれる場合、プログラム C1 から C2 を呼び出すことができます。スコープ ルールが適用されないため、B1 と B2 の両方に同じ名前のプログラムを含めることはできませんでした。

    この製品リリースでは、COMMON プログラムを含むネストされたプログラムに対して正しい ANS85 スコープ規則を適用し、ネスト階層の異なるレベルで同じ名前の複数のプログラムを使用できるようにします。このようにして、マネージ COBOL の動作は、ネイティブ COBOL プログラムの動作と互換性が確保されます。

  • 部分的なトークンを置き換えると、トークンの 2 番目の部分が新しい行に表示されなくなりました。これは、新しいテキストが置換対象のテキストよりも大きい場合に発生する可能性があります。

    2869185 (1105763)

  • プログラムに RECORD CONTAINS n CHARACTERS 句があり、長さが n 未満のレコード記述がある場合に、RM/COBOL 索引ファイルを開く際の問題はなくなりました。以前は、最小レコード長に不一致があったため、OPEN (OPEN OUTPUT でなく) で 39 エラーが発生していました。

Enterprise Server

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  • 以前は、インストールすべきでないグループのインストールが可能でした。スタートアップ リストで定義されているグループ名がグループのリストに存在しない場合に、アルファベット順で次のグループが代わりにロードされました。現在では、グループがグループのリストで定義されていない場合に、グループをロードできないという警告が発行されます。

    2869848 (619107)

Micro Focus Directory Server

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  • mfds コマンドの「-n」オプションは、IPv4 アドレスに加えてネットワーク アドレスとしてホスト名をサポートするようになりました。

    2816871 (1099564)

モニターおよび管理

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  • コンソールへの表示を実行するアプリケーションによってコンソール ログに書き込まれるメッセージには、標準のメッセージ ID (CASMG0001I) が含まれるようになりました。

    2854207 (1103659)

ランタイム システム

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  • command_line_linkage チューナーは廃止されました。代わりに COMMAND-LINE-LINKAGE コンパイラ指令を使用して、同等の機能を実現できます。

    2838118 (1101539)

    重要: リリース 4.0 以降、このチューナーは非推奨ではなくなりました。

リリース 2.3 Update 1 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

データ ツール

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  • データ ファイルをフィルター処理する際に、有効な一時ディレクトリが設定されていない場合、[Preferences] ダイアログ ボックスのオプションを使用して設定するように求められます。
  • ファイル サイズ (ヘッダー サイズなし) がディスク上のレコード サイズの倍数でない場合、エディターでファイルを開けなくなりました。代わりにエラーが発生します。
  • レコード レイアウトに表示されるレベル番号は、構造ファイルの作成時に使用された .idy ファイルで使用されているレベルに対応しています。

Dialog System

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  • Enterprise Developer のバージョン 2.3 または Visual COBOL 2.3 またはそれ以前のバージョンでリリースされた Micro Focus Compatibility AddPack のバージョンでは、「MFOLECL_NO_THREAD_INIT」環境変数の使用がサポートされていました。この変数を使用すると、デフォルトの OLE クラス ライブラリ COM スレッドの初期化を無効にできます。これにより、特に Microsoft の Windows 8.x または 10 で、Dialog System、OLE クラス ライブラリ、および .NET 要素のハイブリッドであるアプリケーションで、ハングやクラッシュとして発生する可能性のある問題を回避できました。http://community.microfocus.com/microfocus/cobol/visual_cobol/w/knowledge_base/20715.exception-occurs-when-native-dialog-system-program-calls-managed-winform.aspx を参照してください。

    Enterprise Developer 2.3.1 または Visual COBOL 2.3.1 でリリースされた Micro Focus Compatibility AddPack のバージョンでは、この環境変数はデフォルトで有効になり、排他的に設定する必要がなくなりました。以前の動作を復元するには、新しい環境変数 MFOLECL_THREAD_INIT を使用し、Yes に設定します。

    2848875 (1102920)

エディターの記述支援

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  • 提案の自動トリガーが有効になった状態で数字を入力した場合に、IntelliSense の提案が提供されなくなりました。
  • Visual Studio エディターで Tab キーを押すと、IntelliSense の候補リストで強調表示された項目が常に挿入されるようになりました。

ランタイム システム

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  • 監査マネージャーには、新しいタイムアウト オプションが追加されました。クライアントが「CBL_AUDIT_EVENT」API を使用して監査イベントを送信すると、イベントは共有メモリ ブロックの次の利用可能なスロットに配置されます。共有メモリがいっぱいの場合 (つまり、使用可能なスロットがない場合)、イベントはスロットが使用可能になるまで再試行されます。

    監査マネージャーが実行されていない場合、イベントは共有メモリから削除されず、スロットは使用できなくなります。したがって、新しい TIMEOUT オプションを使用して、クライアントが TIMEOUT 期間に達するまで送信を再試行するようにします。その後、監査イベントの送信を停止します。監査マネージャーがリサイクルされると、イベントの送信が再開されます。

    すべての監査マネージャー クライアントに対して TIMEOUT を設定するには、監査マネージャーの構成ファイルで次の行を指定します。
    mfaudit.timeout = n
    n は、ミリ秒単位のタイムアウト値です。

    個々の監査マネージャー クライアントに対して TIMEOUT を設定するには、「CBL_AUDIT_CONFIG_PROPERTY_SET」API を使用します。これは整数のプロパティ値を取り、この値はミリ秒単位のタイムアウト値とします。

    両方の方法を使用して TIMEOUT を設定した場合、このプロパティがゼロに設定されていない限り、クライアント プロパティ TIMEOUT が優先されます。そのような場合、構成ファイルの TIMEOUT が使用されます。「TIMEOUT」プロパティで「CBL_AUDIT_CONFIG_PROPERTY_GET」API を使用すると、クライアント プロパティの TIMEOUT 値のみが返されます。構成ファイルで設定された値は返しません。

    2838689 (1101685)

  • IS DBCS、IS KANJI、および IS JAPANESE クラス条件テストの実装に、以下の変更が加えられました。
    • IS [NOT] DBCS

      CHARSET"EBCDIC" が有効である場合に、文字列内の各文字が有効な DBCS 文字であると見なされると、IS DBCS 検査は真を返す。有効な文字は、最初のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にあり、かつ 2 番目のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にある文字か、EBCDIC スペース (0x4040) である文字である。CHARSET"ASCII" が有効である場合に、DBCS 検査は OS の呼び出しを使用して、文字列に有効な 2 バイト文字のみが含まれているかどうかを判別し、有効であれば真を返す。

    • IS [NOT] KANJI

      CHARSET"EBCDIC" が有効である場合に、文字列内の各文字が有効な漢字であると見なされると、IS KANJI 検査は真を返す。有効な文字は、最初のバイトが 0x41 から 0x7F の範囲にあり、かつ 2 番目のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にある文字か、EBCDIC スペース (0x4040) である文字である。CHARSET"ASCII" が有効である場合に、IS KANJI 検査は OS の呼び出しを使用して、文字列に有効な漢字のみが含まれているかどうかを判別し、有効であれば真を返す。

    • IS [NOT] JAPANESE

      CHARSET"EBCDIC" が有効である場合、IS JAPANESE 検査はサポートされず、翻訳時に「COBCH1806 この機能は選択した文字集合ではサポートされない」というメッセージが表示されて翻訳エラーになる。

      CHARSET"ASCII" が有効である場合に、IS JAPANESE 検査は、文字列に 2 バイトの日本語文字または半角のカタカナ文字のみが含まれている場合は真を返し、有効であれば真を返す。NSYMBOL"NATIONAL" が有効である場合、これらの字類検査はサポートされず、翻訳時に「COBCH0303 作用対象が誤ったデータ形式である」というメッセージが表示されて翻訳エラーになる。

    2812895 (1098401)

SQL:OpenESQL

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  • DB2 CONCAT 関数および演算子は、文字、数値、および日時データに対して HCOSS 提供の dbo.CONCAT を使用して SQL Server に変換されるようになりました。BINARY または VARBINARY データを使用している場合、HCOSS 提供の dbo.CONCAT_BINARY 関数を適用する必要があります。以前のバージョンの Enterprise Developer でディプロイされた HCOSS アプリケーションは、文字列またはバイナリ連結を使用している場合に、この影響を受けます。メインフレーム方言 DB2 || 演算子および CONCAT 関数は、新しい SQL Server スカラー関数 dbo.CONCAT() を呼び出すようになりました。DB2 連結構文を使用する dialect=mainframe を含む既存のプログラムはすべて再コンパイルする必要があります。これらのプログラムがアクセスするすべての既存の SQL Server データベースに dbo.CONCAT をインストールする必要があります。アプリケーションの SQL Server データベースに新しい関数を作成するには、次のいずれかを実行できます。
    • 顧客データベースに対して DSN バインドを実行するまたは
    • %ALLUSERSPROFILE%\Micro Focus\Enterprise Developer\hcoss\InstallDigitsFunction.sql スクリプトを実行する

    これは、データベースに対する 1 回限りの変更です。

    2843818 (1102248)

SQL Option for DB2

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  • ALIAS を使用したクエリの実行中に、誤ったエラーが返されることがありました。

    2830383 (1100609)

リリース 2.3 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号 (ある場合) は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

ビルド

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  • Visual COBOL で、COBOL プロジェクトの Visual Studio の並行ビルドがサポートされるようになりました。並行ビルドにより、マルチ CPU のマシンで複数のプロジェクトをより速くビルドできます。

    このバージョンの Visual COBOL にアップグレードした後、既存の複数プロジェクトのソリューションをコンパイルする際に予期しないビルド エラーが発生するようになった場合は、プロジェクトの並行ビルドのサポートを有効にしたことが原因である可能性があります。以下に、これらのエラーの原因として考えられる問題の例を示します。

    • 同一ソリューション内のプロジェクト出力へのファイル参照を使用している。代わりに、プロジェクト間参照を使用する必要があります。

      [プロジェクト > プロジェクト依存関係] を使用して、ソリューション内のプロジェクトの依存関係およびビルド順序を調整します。

    • ビルド前またはビルド後イベントを使用するようなカスタム ビルド プロセス。

    これらの問題を解決してもビルド エラーが解決しない場合は、並列ビルド サポートを無効にすることを検討してください。[Tools > Options > Projects and Solutions > Build and Run] をクリックし、並列プロジェクト ビルドの最大数1 に設定します。

追加の指令からプロジェクトのプロパティへの変換

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  • このリリースから、既存の COBOL ソリューションを開くと、[Update Project Properties] ダイアログ ボックスが表示されるようになる場合があります。このダイアログ ボックスでは、[Additional directives] で指定した指令の一部をプロジェクトのプロパティに変換することを推奨されます。これは、プロジェクト指令とは異なるファイル プロパティが設定されてしまう可能性があり、[Additional directives] で指定された指令が同等のプロパティを持ち、ファイル プロパティより優先されるという問題に対処するためです。この結果、アプリケーションのビルド時に予期しないビルドの問題が発生する場合があります。

    このダイアログ ボックスでは、[Additional directives] で指定した指令をプロジェクトのプロパティに変換することで問題を回避できるようになります。

    IDE でこのチェックを無効にするには、[Tools > Options > Micro Focus > General] をクリックし、[Check Additional Directives for project properties] をオフにします。

CAS セキュリティ

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  • Enterprise Server External Security Facility に MLDAP ESM Module 2.0 が含まれるようになりました。これには、リソース アクセス セキュリティ チェックに対して最適なリソース アクセス ルールおよび ACE を識別する新しいアルゴリズムが含まれています。このアルゴリズムは高速で、大半の顧客の期待にマッチします。この新しいアルゴリズムは、オプション機能「username substitution」も提供します。これは、Security Manager の構成テキスト領域の [Operation] セクションで「rule substitutions」を「yes」に設定することで有効にできます。これを有効にすると、リソース ルール名の文字列「${user}」が、リクエストを行うユーザーの名前に置き換えられます。たとえば、「USERS.${user}.**」という名前の DATASET ルールは、2 番目の修飾子として要求元ユーザーの名前を持つデータセットに適用されます。まれに、リソースへのアクセスに関する複雑であいまいなセキュリティ ルールを使用している場合は、新しいアルゴリズムの結果として、動作に変化が生じることがあります。古いアルゴリズムは引き続きサポートされており、Security Manager の構成の [Operation] セクションで「version 1 authentication」を「yes」に設定することで有効にできます。

    2807531 (1097783)

CAS XA スイッチ モジュール

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  • XA スイッチ モジュールは、動的登録をサポートするようになりました。

    2682101 (1092325)

  • 複数の XA リソース マネージャーが定義されている場合、XA スイッチ モジュールはバッチのみの操作をサポートするようになりました。

    2664675 (1091082)

  • Visual COBOL 2.2 update 2 では、特定の指令の組み合わせが指定された場合に、Micro Focus は未定義のランタイム動作を識別していました。その組み合わせは、SIGN"EBCDIC"、CHARSET"ASCII"、およびHOST-NUMMOVE、HOST-NUMCOMPARE、または SIGN-FIXUP のいずれかです。以前のバージョン (Visual COBOL 2.2 update 1 以前) でこの組み合わせが指定された場合、ASCII 文字と EBCDIC 文字の混合を避けるには、SIGN"EBCDIC" 指令を無視すべきでした。ただし、SIGN"EBCDIC" は依然として適用されており、実行時の動作は未定義でした。したがって、この指令の組み合わせは Visual COBOL 2.2 update 2 以降では無効になり、指定した場合はコンパイル時に拒否されます。

    2786397 (1095265)

コンパイラ

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  • ネイティブ COBOL の場合、データ部のサイズ制限は 2GB -1 になりました。

    2796076 (1096384)

  • COBDATA はコンパイルには影響しません。コンパイラの出力は、COBDATA が設定されているかどうかに関係なく同じ場所です。

    以前は、sign-fixup、host-num-move、または host-num-compare では sign(EBCDIC) を指定できませんでした。この組み合わせはネイティブ COBOL でサポートされるようになりましたが、マネージ COBOL コードでは無効のままです。これは、バージョン 2.2 U2 HotFix 10 以降に適用されます。

    2824577 (1100823)

データ ツール

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  • DFCONV は正しい戻りコードを返すようになりました。以前は、常に 0 を返していました。

ファイル処理

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  • カスタム ファイル ハンドラー (DYNREDIR を使用) は、連結ファイルの各部分に対して呼び出されるようになりました。

    2795077 (1096322)

IDE

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  • Visual COBOL for Visual Studio の新しい COBOL プロジェクトのデフォルトの警告レベルは、[回復可能なエラーを含める (レベル E)] です。これには、重大なエラーのみ (レベル S) および回復不能なエラー (レベル U) も含まれます。Micro Focus では、潜在的なコーディングの問題を回避できるように、プロジェクトのプロパティの COBOL ページで警告レベルを「警告を含める (レベル W)」に設定することをお勧めします (可能な場合)。

J2EE コネクタ

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  • このリリースでは、適切なアルゴリズムに設定できる mf.ssl.algorithm という Java の新しいコマンド ライン引数が提供されます。

    2799213 (1096684)

MF Server Administrator (GUI)

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  • MFDS または ESMAC インターフェイスのいずれかを介して入力されたパスワードは、同じエンコードを使用するようになりました。

    2792382 (1096011)

ランタイム システムの更新

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  • COBOL Server は、さまざまな開発製品を使用してビルドされたアプリケーションを実行できる実行環境を提供します。このため、バージョン 2.3 よりも前の Visual COBOL を使用してビルドされたメインの COBOL 実行可能ファイル (.exe) がアプリケーションに含まれている場合は、必ずその実行可能ファイルをリビルドし、新しいランタイム システムとともにパッケージ化する必要があります。リビルドは、IDE またはコマンド ラインから実行できます。

    以前のバージョンの Visual COBOL を使用してビルドされた他の COBOL サブプログラムには、リビルドは必要ありません。

リリース 2.2 Update 2 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイラ

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  • メインフレーム方言で HOSTRW 指令を使用する場合、報告書作成機能は、ASA 制御文字の全範囲を生成し、メインフレーム印刷ファイルをエミュレートします。

    2697615 (1094527)

  • Fixed Binary (p<=7) は、デフォルトで 2 の補数の 8 ビット符号付き 2 進整数になりました。

ドキュメント

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  • MFALLOC_PCFILE 環境変数のデフォルト設定が変更され、デフォルトが Y に設定されるようになりました。つまり、DCB 属性が DSORG=PS のファイルをカタログ化する際に、物理ファイルが存在しない場合はこのファイルが作成されます。以前は、デフォルトは N に設定されていたため、ファイルは作成されませんでした。

    2697571 (1094370)

Enterprise Server

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  • Enterprise Server External Security Facility に MLDAP ESM Module 2.0 が含まれるようになりました。これには、リソース アクセス セキュリティ チェックに対して最適なリソース アクセス ルールおよび ACE を識別する新しいアルゴリズムが含まれています。このアルゴリズムは高速で、大半の顧客の期待にマッチします。

    この新しいアルゴリズムは、オプション機能「username substitution」も提供します。これは、Security Manager の構成テキスト領域の [Operation] セクションで「rule substitutions」を「yes」に設定することで有効にできます。これを有効にすると、リソース ルール名の文字列「${user}」が、リクエストを行うユーザーの名前に置き換えられます。たとえば、「USERS.${user}.**」という名前の DATASET ルールは、2 番目の修飾子として要求元ユーザーの名前を持つデータセットに適用されます。まれに、リソースへのアクセスに関する複雑であいまいなセキュリティ ルールを使用している場合は、新しいアルゴリズムの結果として、動作に変化が生じることがあります。古いアルゴリズムは引き続きサポートされており、Security Manager の構成の [Operation] セクションで「version 1 authentication」を「yes」に設定することで有効にできます。

    2807531 (1097783)

J2EE コネクタ

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  • パッケージ com.ibm.ctg.client の listSystem.properties ファイルには、一部のセクションのドキュメントがありませんでした。

リリース 2.2 Update 1 での動作の変更

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各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

COBSQL

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  • COBSQL は、EXEC SQL 文エラーが発生した後、適切な COBOL 構文エラーを表示するようになりました。

    2673619 (1093197)

コンパイラ

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  • マネージ COBOL 構文のメンバー参照では、メソッドを参照する際に、かっこのみ使用できるようになりました。そのため、フィールドまたはプロパティを参照する場合は、かっこを指定できません。かっこを指定すると、構文エラーが発生します。次に例を示します。
    set intLength to testString::Length()
    これは次のように変更する必要があります。
    set intLength to testString::Length

リリース 2.2 での動作の変更

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共通通信インターフェイス

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  • 新しいオプション use_global_namespace は、Windows %SystemRoot% フォルダー内の CCI.INI ファイルで使用できます。use_global_namespace が設定されている場合、すべての ccishared メモリ オブジェクトはシステム全体のアドレス空間に作成され、さまざまなユーザーがホストするアプリケーション (システム サービスを含む) が通信できます。この機能を使用するには、CCI.INI ファイルを編集して use_global_namespace を「yes」に設定します。[ccismem-base] これは、単一システムでのユーザー間の対話を許可します。このオプションを使用すると (use_global_namespace=yes)、すべてのユーザーが同じネームスペースにアクセスできるようになるため、セキュリティが低下します。このオプションの値が「yes」以外の場合、またはオプションがない場合、既存の動作は変更されません。

    2195519 (1062800)

コンパイラ

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  • サブプログラムでの ILSMARTLINKAGE の使用が正しく機能するようになりました。以前のバージョンでは、サブプログラムで指定された場合に、別のプログラムからそのプログラムを動的に呼び出すと、実行エラーが発生する場合がありました。

    2608825 (1087435)

  • マネージ コードでは、DISPLAY UPON SYSERR 文が期待どおりに動作するようになりました。以前は、DISPLAY UPON CONSOLE と同じ動作をしていました。

    2589053 (1085576)

  • PROPERTY キーワードを数字編集フィールドで使用する場合に、プログラムが DECIMAL POINT IS COMMA を指定していると SET メソッドが正しく機能するようになりました。

    2588508 (1085560)

  • DIALECT(ENTCOBOL) の下の NSYMBOL 指令のデフォルト設定は NSYMBOL(NATIONAL) に変更されました。これは、同等の IBM デフォルトをエミュレートすることを目的としたものです。

    2657471 (1090355)

  • RM/COBOL および ACUCOBOL の互換性を改善するために、グループ レベルの SIGN 句は、グループ内の非 DISPLAY 用途の符号付き数値データ項目に適用されなくなりました。これは、グループ内の符号なし数値データ項目および非数値データ項目には適用されないのと同様です。

    2549904 (1082171)

  • 以前は、コードは生成されませんでしたが、DISPLAY 文で許可されない形式の ON EXCEPTION および NOT ON EXCEPTION 指定がコンパイラでは許可されていました。このため、DISPLAY 文が別の文の ON EXCEPTION 指定にある場合、NOT ON EXCEPTION 指定が、意図された包含文 (ACCEPT や CALL 文など) ではなく、誤って DISPLAY 文とバインドされていました。

IDE

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  • 多数のファイルで構成される COBOL プロジェクトをロードおよびビルドする際のパフォーマンスが改善されました。

    2657121 (1090316)

  • IDE の外部でプロジェクトをビルドする際に、プロジェクトに新しいファイルを追加しても、プロジェクトが完全にリビルドされなくなりました。

    2617003 (1089623)

  • 変数名および式名の後に修飾子を使用して、監視ウィンドウの個々の行の値の表示形式を変更できるようになりました。これを行うには、行をクリックして F2 を押し、変数名または式名の後に次のように修飾子を入力します。VariableName (h) または VariableName (x) と入力して、変数または式を常に 16 進形式で表示します。VariableName (d) と入力すると、常に 10 進形式の数値変数と文字列がテキストとして表示されます。

    2614182 (1087959)

  • IDE 内でプログラムが依存するコピーブックを検索する場合、プロジェクトのプロパティの [COBOL] タブにある [追加指令] フィールドから設定した COPYEXT 指令が、[ツール > オプション > テキスト エディター > Micro Focus COBOL > Advanced > コピーブック拡張子] で指定したコピーブック拡張子のリストよりも優先して使用されるようになりました。この変更は、すでに COPYEXT を使用しているプロジェクトのビルドおよびバックグラウンド解析には影響しません。

    2612053 (1087773)

  • エンタープライズ サーバーの再起動の処理時間が 15 秒を超えた場合、再起動が失敗していました。

    2607051 (1087259)

  • ネイティブ コードをデバッグし、null バイトを含むデータ項目を照会すると、監視ウィンドウに表示される値は最初の null バイトで切り捨てられなくなりました。

    2604749 (1087235)

  • デバッグ構成用のマネージ プロジェクトのプロジェクト プロパティの [COBOL] ページで、新しい設定 [Define DEBUG constant] を使用できるようになりました。これを選択して、ビルド指令に「constant"DEBUG(1)"」を追加できます。

    2600567 (1086629)

  • IMS ファイルのコンパイルが成功すると、出力ウィンドウに通知が表示されるようになりました。

    2600137 (1086667)

  • COBOL リンク プロパティ ページをリロードした後に [Link with objs] 設定の値が重複する問題が解決されました。

    2595408 (1086091)

  • IntelliSense で 32 文字を超えるデータ名が正しく表示されるようになりました。

    2594901 (1086053)

  • 以前は、署名済みアセンブリを含む COBOL プロジェクトを Visual Studio 2003 形式から Visual Studio 2010 形式にアップグレードすると、署名済みアセンブリ プロパティが失われました。

    2585458 (1085258)

  • 大きなファイルやプロジェクトを扱う際に、テキスト エディターのカーソルのパフォーマンスが向上します。

    2585450 (1085255)

  • プロジェクトでのリンク ファイルの使用が、次のように改善されました。
    • リンク ファイルのみを含むフォルダーは、プロジェクトをリロードしてもプロジェクトから消えなくなりました。
    • プロジェクトをリロードすると、リンク ファイルの場所はプロジェクト構造に保持されます。
    • プロジェクト内のリンク ファイルを移動しても、ディスク上の実際のファイルは移動されず、プロジェクト構造内のリンクのみが移動されます。
    • リンク ファイルを、以前はディスク上の実際のファイルのコピーを作成していた同じプロジェクトにコピーすることはできなくなりました。

    2574102 (1084208)

  • .int または .gnt ファイルにコンパイルされる Net Express プロジェクトを Visual COBOL for Visual Studio に変換すると、アプリケーション環境変数が正常にインポートされるようになりました。

    2569777 (1083953)

  • COBOL ソース ファイルを含まない Net Express プロジェクトを Visual Studio プロジェクトに変換できるようになりました。

    2568638 (1083900)

  • プロジェクト プロパティからの初期化中に、ネイティブ COBOL ランタイム システムが使用する環境変数を設定できるようになりました。[Application] タブの [Environment] をクリックして設定します。

    2539447 (1081251)

  • Enter キーを押して新しい行を作成すると、スマート編集モードの COBOL エディターでインデントが保持されるようになりました。

    2496411 (1077769)

  • COBOL エディターの書き込み領域内で End キーを押すと、12 から 72 桁目にテキストが含まれている場合に、ブランクでない最初の文字にカーソルが置かれるようになりました。行が空白の場合、カーソルは 73 列目に配置されます。

    2496351 (1077767)

  • COBOL エディターで「スマート編集モード」([Tools > Options > Text Editor > Micro Focus COBOL > Margins] を参照) をサポートするようになりました。これはデフォルトで有効になっています。スマート編集モードでは、コード (A/B) 領域で Enter キーを押すと、コメントが次の行に移動し、右側の領域に留まります。

    2496350 (1077768)

  • Mainframe Subsystem Application プロジェクトで「Start Without Debugging」を使用しようとした場合に、適切なエラー メッセージが表示されるようになりました。

    2495298 (1078343)

  • ソリューション フォルダーを使用して、ソリューション内のプロジェクトをグループ化できるようになりました。

    2259310 (1065760)

  • デバッグの開始時にデバッグの対象が存在しない場合、不足しているファイル名を正しく示すエラー メッセージが表示されるようになりました。
  • ネイティブ プロジェクトのプロパティの [Application] タブの [Output name] フィールドで指定した名前に追加した先頭または末尾のスペースが無視されるようになりました。
  • クラス名の変更後に、クラス ビューに以前のバックグラウンド構文チェックからの古い情報が含まれなくなりました。
  • 型を定義するファイルの削除後に、クラス ビューに以前のバックグラウンド構文チェックからの古い情報が含まれなくなりました。
  • クラス ビューからメンバー定義に移動する際の問題が解決されました。
  • クラス ビューからメンバー定義に移動する際の問題が解決されました。
  • [Tools > Options] でダイアログの一部をキャンセルすると、変更が保存されるか、ページが次に読み込まれたときに元に戻らないという問題が解決されました。
  • ローカル マシンの IP アドレスまたは DNS 名を使用する場合、サーバー エクスプローラーからサーバーを起動および停止できるようになりました。
  • リリース構成のプロジェクト プロパティで [Compile for debugging] 設定が有効になっているプロジェクトをデバッグできるようになりました。
  • クラス ビューでプロジェクトを選択すると、バックグラウンドの構文チェックがトリガーされるようになりました (そのプロジェクトに対してまだ実行されていない場合)。
  • .NET Framework バージョン 4.5 がインストールされている場合、Visual Studio 2010 Shell で COBOL Web アプリケーションを作成すると、Signal 114 エラーで失敗して IDE がクラッシュしていましたが、この問題は IDE で解決されました。コマンド ラインから COBOL Web アプリケーションをコンパイルする際の問題を回避するには、コンパイルする前に環境変数 VisualStudioVersion を 10.0 に手動で設定する必要があります。
  • コメントでタブ文字を使用しても、コードの色付けに関する問題は発生しなくなりました。
  • 指令スキャンの進行中に Visual Studio IDE を閉じてもクラッシュしなくなりました。
  • 指令スキャンが無効になっている場合にプロジェクトにファイルを追加すると、完了するまでに時間がかかっていました。
  • (InternalsVisibleToAttribute で識別される) フレンド アセンブリは、構文チェック中に正しく処理されるようになり、フレンド アセンブリ内の型 (ある場合) が正しく検出されるようになりました。
  • プロジェクトにビルド前またはビルド後のイベントが含まれる場合に、プロジェクトまたはソリューションに新しいプラットフォームまたは構成を追加する際の問題が解決されました。
  • 部分クラス内で使用されるコピーブック内で定義が発生した場合に、クラス ビューからメンバー定義に移動する際の問題が解決されました。
  • クラス ビューから項目のソースに移動しようとすると、間違った行に移動する問題が解決されました。
  • 完全に実装されたインターフェイスに Implements スマート タグが存在する問題 (そのインターフェイスのメソッドの一部が明示的に実装された場合、および完全に実装されていない別のインターフェイスに加えて) が修正されました。
  • メンバーのローカル ストレージに 78 レベルの項目がある場合、メソッド シグネチャが正しくレンダリングされない問題が解決されました。

Interface Mapping Toolkit

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  • プログラム ベースのサービス インターフェイスの場合、COBOL ソースのプログラム ID 名が小文字で、引用符で囲まれていない場合、対応するエントリ ポイント名は、サービス インターフェイス操作で使用される際に大文字に変換されます。以前は、小文字のままでした。この変更により、エントリ ポイント名の新しいスペルが原因でプログラムの注釈を更新すると、既存のサービス インターフェイスが無効になります。これを回避するには、注釈を更新する前に、COBOL ソースのプログラム ID 名を引用符で囲む必要があります。

MF Directory Server

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  • 登録済みの Enterprise Server 定義を XML ファイルにエクスポートするための mfds コマンド ライン オプションで、「*」オプションがサポートされるようになりました。これにより、指定されたサーバーではなく、登録されているすべてのサーバーがエクスポートされます。複数のサーバー定義がターゲット ディレクトリにエクスポートされ、デフォルト名 ALLSERVERS.xml でファイルに保存されるようになりました。インポート オプションで、単一の XML ファイルからの複数のサーバー定義のインポートもサポートされるようになりました。

    2641890 (1088838)

  • mdump は、新しいオプション「-e」をサポートするようになりました。これにより、セキュリティ マネージャー構成の詳細を照会できます。このオプションには次の値を指定できます。「1」:返されたエンタープライズ サーバーに適用されるセキュリティ構成を示します。「2」:MFDS のセキュリティ構成およびデフォルトの Enterprise Server セキュリティ構成を示します。これには、MFDS バージョン 1.15.00 以降が必要です。「3」:設定済みのすべての外部セキュリティ マネージャーのプロパティを返します。

    2487164 (1081693)

MF Server Administrator (GUI)

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  • ユーザーを外部のセキュリティ マネージャーに追加する際に、Enterprise Server Administration の [Add New User] ウィザードの [Advanced Configuration] セクションにパスワードの有効期限を含められるようになりました。フィールド値は、汎用的な時刻形式 (YYYYMMDDHHMMSS.0Z) を使用して指定され、ユーザーのパスワードの有効期限が切れて更新が必要かどうかを計算するために MLDAP ESM が使用できます。この値を指定できるのは、ユーザーを追加する際にこのページを使用する場合のみです。これを編集するには、外部ディレクトリ サービス構成ツールを使用する必要があります。

    2562118 (1083203)

要求ハンドラー

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  • BIS が C:\ProgramData\AcuCorp\BIS\LogFiles というディレクトリにログ ファイルを作成する問題が修正されました。BIS は、指定されない限りログ ファイルを作成しなくなり、BIS ロギング サービスはデフォルトで無効になりました。これを有効にするには、次のグローバル環境変数を使用する必要があります。BIS_LOG=[ OFF | ON | <directory> ] 値の詳細は以下のとおりです。
    • OFF - ロギングを無効にします (BIS_LOG が指定されていない場合、または空白のままの場合と同じです)
    • ON - ロギングを有効にし、ログ ファイルをデフォルトの場所に配置します。デフォルトの場所は読み取り専用にしないでください。
    • <directory> - ロギングを有効にし、ログ ファイルを指定したディレクトリに配置します。BIS 要求ハンドラーがこのディレクトリへの書き込み権限を保持していることを確認してください。ディレクトリは、絶対パスまたはネットワーク パスである必要があります。指定したディレクトリが存在しない場合、BIS によってディレクトリが作成されます。包含元のディレクトリが存在する必要があります。

    BIS_LOG 変数は、BIS アプリケーション プールを開始またはリサイクルする際にのみ検査されます。BIS_LOG を設定または変更した後、変数を有効にするには IIS を再起動する必要があります。

サンプル ブラウザー

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  • Visual Studio 2010 と Visual Studio 2012 の両方にこの製品のバージョンをインストールした場合、サンプル ブラウザーには、どちらかでサンプルを開くためのリンクが表示されるようになりました。

リリース 2.1 Update 1 での動作の変更

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各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

ドキュメント

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  • Vision および RM/COBOL データ ファイルへのアクセス時に機能が失われないようにするには、適切な IDXFORMAT コンパイラ指令設定またはファイル処理オプションを使用し、CALLFH (ACUFH) コンパイラ指令は使用しないでください。詳細については、「Vision ファイルへのアクセスの構成」および「Configuring Access to RM/COBOL Data Files」を参照してください。

Enterprise Server

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  • HSF の強化点は次のとおりです。
    • JCL ファイルの新しいレコード タイプ (JCLF)。
    • JCL JOBSTART レコードにジョブ クラスが追加されました。
    • JCL STEP レコードに条件コードが追加されました。
    • CICS レコードごとに最大 5 つの一時データ キューの統計が追加されました (既存の TSQ 統計と同じ)。HSF ファイルは、次のヘッダーで作成されるようになりました。#HSFVer=02 Type,PID,Task,Date,Time,Tran/Job,User/DDName/CC,LU/Step,Prog/DSName,Latent/ReadCount,Resp/WriteCount,API/RewriteCount,SQL/DeleteCount,IMS,DSType,DSAccessType,File1,Count1,Time1,File2,Count2,Time2,File3,Count3,Time3,File4,Count4,Time4,File5,Count5,Time5,TS1,Count1,Time1,TS2,Count2,Time2,TS3,Count3,Time3,TS4,Count4,Time4,TS5,Count5,Time5,TD1,Count1,Time1,TD2,Count2,Time2,TD3,Count3,Time3,TD4,Count4,Time4,TD5,Count5,Time5

    2552658 (1082755)

IDE

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  • マネージ COBOL プロジェクトに参照パスを追加する際にクラッシュすることがなくなりました。

    2604844 (1087055)

  • ネイティブ コードをデバッグし、null バイトを含むデータ項目を照会すると、監視ウィンドウに表示される値は最初の null バイトで切り捨てられなくなりました。

    2604749 (1087235)

  • ファイル名が拡張子付きで指定されていて、引用符で囲まれていない場合に、COBOL エディターのコンテキスト メニューからコピーブックを開けない問題が解決されました。

    2604709 (1087031)

  • COBOL リンク プロパティ ページをリロードした後に [Link with objs] 設定の値が重複する問題が解決されました。

    2595408 (1086091)

  • 以前は、署名済みアセンブリを含む COBOL プロジェクトを Visual Studio 2003 形式から Visual COBOL 2010 形式にアップグレードすると、署名済みアセンブリ プロパティが失われました。

    2585458 (1085258)

  • 大きなファイルやプロジェクトを扱う際に、テキスト エディターのカーソルのパフォーマンスが向上します。

    2585450 (1085255)

  • エラー リスト ウィンドウに「不正なコマンド ライン」エラーの詳細が表示されるようになりました (無効な SQL 指令を設定した結果として)。

    2585426 (1085251)

  • 指令スキャンが無効になっている場合にプロジェクトにファイルを追加すると、完了するまでに時間がかかっていました。

    (593378)

OpenESQL

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  • シングルトン SELECT 文に対して複数の行が返された場合に、SQLWARN4 フラグが設定されていませんでしたが、シングルトン SELECT 文が複数の行を返す場合に、OpenESQL ランタイムは SQLWARN フラグを正しく設定するようになりました。

    2593798 (1085945)

リリース 2.1 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイラ

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  • Windows アプリケーション (ilsubsystem"2") で拡張 ACCEPT または DISPLAY 文を使用すると、エラー「COBCH1634:拡張 ACCEPT/DISPLAY は Windows GUI 実行可能ファイル (ILSUBSYSTEM"2") では使用できない」が生成されるようになりました。構文を削除するか、アプリケーションの出力タイプを「Console Application」に変更します。

    2575702 (1084365)

IDE

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  • PL/I プロジェクトでは使用できない [Add New Items] ダイアログ ボックスの項目テンプレートの問題が解決されました。

    2581187 (1084876)

  • 複数の出力ファイルにコンパイルされるプロジェクトのビルド概要レポートを入手できるようになりました。

    2578006 (1084506)

  • 以前は、ビルド エラーの発生時に、プロジェクト プロパティの変更またはファイルの追加後に、Visual Studio は常にプロジェクト全体をリビルドしていました。この仕様が変更され、以降のビルドでは Visual Studio が古いファイルのみをリビルドするようになりました。

    2576400 (1084393)

  • プロジェクト プロパティの [COBOL] タブに [Generate listing option] という新しい設定が追加されました。これにより、プロジェクト ディレクトリのリスト サブフォルダに .lst ファイルが生成されます。[Generate directives file] 設定により、プロジェクト出力ディレクトリに指令ファイルが生成されるようになりました。

    2494484 (1077662)

  • コマンド ライン引数は、Visual Studio IDEの [Start without Debugging] オプションを使用して起動すると、プログラムに渡されるようになりました。
  • 以前は、CBL_DEUGBREAK を使用してデバッグを開始し、エディターで COBOL ソース ファイルが開いていた場合、デバッグを停止するとその辞書ファイル (.idy) がリリースされませんでした。このため、後続のビルドとリビルドが失敗していました。この問題は解決されました。
  • Visual Studio のネイティブ COBOL プロジェクトが強化され、プロジェクトを複数の実行可能ファイル (プロジェクト内の各 COBOL プログラムが個別の実行可能ファイルを生成する) にビルドできるようになりました。
  • .xaml 分離コード ファイルに含まれるクラスにメソッドが含まれていない場合、COBOL WPF プロジェクトのオブジェクトにイベント ハンドラーを追加する際にエラー メッセージが表示されなくなりました。
  • IDE は、以前は説明なしでビルドが失敗する原因となったコンパイラからの特定のランタイム システム エラーを無視しなくなりました。
  • IDE での拡張子のない COBOL ファイルのコンパイルが失敗しなくなりました。
  • UI を使用して COBOL スイッチまたは環境変数を COBOL Web アプリケーションに追加 (ソリューション エクスプローラーで構成ファイルを右クリックして [Edit] を選択) した場合に、アプリケーションの実行時に構成エラーが発生しなくなりました。

    2558133 (1082871)

ランタイム システム

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  • Linux のターミナル エミュレーター内でフルスクリーン アプリケーションを実行する場合、ターミナルの実際のサイズは起動時に読み取られ、ターミナルのサイズが変更されると再読み取りされます。この動作は、AIX、HP/UX、および Solaris でもサポートされています。Micro Focus vt220 terminfo エントリは、24 行表示を正しく記述するようになりました。vt220-25 terminfo エントリは、以前の動作との互換性を確保するために含まれています。

    2579335 (1084817)

Vision ファイル システム

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  • COBFSTATCONV=rmstat を設定して、RM/COBOL ファイル状態コードを返すようにアプリケーションを構成すると、ANSI'85 コードが返されます。

    2553438 (1082469)

リリース 2.0 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident; RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイラ

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  • PIC X やグループ項目などの COBOL データを含むクラスをシリアル化しようとすると、シリアル化例外が発生する場合がありました。

    2555177 (1082730)

  • ロードに失敗した従属アセンブリ (他のアセンブリで必要となるもの) により、COBCH1581 警告「従属するアセンブリ AssemblyName をロードできない」が発行されるようになりました。以前は、COBCH0942 エラーが生成されていました。アセンブリが COBCH0942 エラーと COBCH1581 エラーの両方を生成した場合、エラー レポートには COBCH0942 エラーのみがリストされます。

    2507380 (1078845)

  • $set コマンドで使用される場合の ILUSING コンパイラ指令の範囲が変更されました。指令のスコープはグローバルではなく、設定されているソース ファイルのみに制限されるようになりました。この新しい動作により、ソース ファイルがコンパイルされなくなる可能性があります。これを解決するには、必要な ILUSING 文を必要な個々のソース ファイルに追加するか、コマンドラインで ILUSING 指令を追加します。または、IDE を使用して、[Namespaces] タブを使用することにより、必要な動作を実現します。

DB2

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  • DB2 ECM は、64 ビット モードでメインフレーム データベースに対してコンパイルする際に返されるランタイム エラーを解決できるように更新されました。

    2549058 (1082441)

ファイル処理

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  • DISP=SHR としてカタログ化されたファイルを読み取る際に、ファイル ハンドラーはパフォーマンスを向上させるために読み取りをバッファリングするようになりました。

    2518330 (1079491)

IDE

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  • [File > New > Solution From Net Express Project] を使用して、英語または日本語以外の言語ロケールのマシンで Net Express プロジェクトを Visual COBOL ソリューションに変換すると、空のソリューションが作成されました。

    2548551 (1082073)

  • 新しい WPF アプリケーションのプロジェクト プロパティの [COBOL] タブに設定が表示されない場合がありました。

    2535705 (1080950)

  • IDE の一部のメニューおよびダイアログでは、コピーブックがコピー ファイルと呼ばれていました。これらはコピーブックという名称で統一されました。
  • プロジェクトのプロパティが強化されました。SQL 指令が [COBOL] ページの [Build Settings] に表示されなくなりました。この指令は、以前は旧式のものとして表示されることがありました。SQL 指令は SQL ページにのみ表示されるようになりました。
  • フォーム buffer(1:size) の項目への監視を追加する際に、「size」が初期化されていないと、IDE がハングしていました。
  • マネージ プロジェクトの Windows フォームの ActiveX コンポーネントにより、実行時にプログラムがクラッシュする場合がありました。以前は、この問題を回避するために、プロジェクトの ActiveX 参照を確認し、CopyLocal 参照プロパティを True に設定する必要がありました。これは、参照が追加された際に自動的に実行されるようになりました。

    2536071 (1080978)

  • 既存の Windows フォームをリンク ファイルとして別のプロジェクトに追加すると、正しく機能しませんでした。プロジェクトを再度開くと、プロジェクト内のすべての Windows フォームからデザイナーと resx ファイルが失われていました。

    2524313 (1079984)

OpenESQL

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  • OpenESQL は、ADO.NET ランタイム システム内でデータ変換例外が発生した場合に、必ずしも常に一貫したエラー メッセージを返さないか、誤ったエラー メッセージを返していました。

ランタイム システム

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  • Windows 7 では、64 ビットのネイティブ COBOL アプリケーションをビルドすると、常にプロジェクト全体がリビルドされます。これは、Microsoft ProjectTracker ツールが原因です。このツールは COBOL プロジェクトが依存関係を追跡するために使用しますが、Windows 7 のセキュリティ更新のために機能していません。この製品には、この問題を回避するための修正が含まれています。