SET TRACELEVEL

ネイティブ アプリケーションに対して、OpenESQL トレースのレポート レベルを動的に設定または変更できるようになります。

構文:

>>--EXEC SQL--SET TRACELEVEL--.-0-------.---END-EXEC--><
                              +-1-------+
                              +-2-------+
                              +-3-------+
                              +-4-------+
                              +-5-------+
                              +-6-------+
                              +-OFF-----+
                              +-DEFAULT-+

パラメーター:

0
OpenESQL トレースをオフにします。
1
次の情報をトレース ファイルに書き込みます。
BEGIN
メインの SQL 指令をトレースします。
END
実行の終了を示します。
DIRECTIVES
実行時にコンパイル単位を最初に検出した時点で、コンパイル単位ごとに指令をトレースします。
PREPARE
文を準備する際に元のソース コードを識別します。
DISPOSE
接続の切断時に準備済みの文のキャッシュから文を削除する際に、文の全体的な使用状況の概要情報を提供します。
FLUSH
通常はキャッシュのオーバーフローによりキャッシュから文をフラッシュする際に、文の全体的な使用状況の概要情報を提供します。
2
トレース レベルを 1 に設定した場合に書き込む情報に加えて、次の情報をトレース ファイルに書き込みます。
OPEN
EXECUTE
選択、挿入または更新する行の数を提供します。
EXEC_IMMED EXECUTE
選択、挿入または更新する行の数を提供します。
ODBCCLOSE
現在のカーソル使用についての概要情報を提供します。
STMT CHANGED
ODBC ドライバーが、OpenESQL が要求する設定とは異なる設定を使用する際に、新しい並行性およびスクロールのオプション設定をレポートします。
3
トレース レベルを 2 に設定した場合に書き込む情報に加えて、次の情報をトレース ファイルに書き込みます。
ODBCFETCH
フェッチする行の数を提供します。
COBOLFETCH
COBOL アプリケーションに返される行の数を提供します。
4
トレース レベルを 3 に設定した場合に書き込む情報に加えて、次の情報をトレース ファイルに書き込みます。
  • EXEC_SQL_BEGIN
  • EXEC_SQL_END
5
トレース レベルを 4 に設定した場合に書き込む情報に加えて、次の情報をトレース ファイルに書き込みます。
  • ODBC_CALL_START
  • ODBC_CALL_END
6
次の情報だけをトレース ファイルに書き込みます。
  • ODBC_CALL_START
  • ODBC_CALL_END
OFF
OpenESQL トレースをオフにします。
DEFAULT
トレース設定を、SQL TRACELEVEL 指令が設定した値にリセットします。プログラムのコンパイルに TRACELEVEL 指令を使用しなかった場合、これはこのオプションを OFF に設定するのと同等です。

例:

EXEC SQL SET TRACELEVEL DEFAULT END-EXEC