データベースの種類

Micro Focus データベース ファイル ハンドラー (MFDBFH) を利用する場合にデータベース内に格納する予定の情報の種類に応じて、構成する必要があるデータベースの種類が決まります。

このようなリソースのインスタンスが複数存在する場合もあり、それぞれを別個のデータベースとして構成することも、より簡単に、すべてを 1 つのデータベースに格納することもできます。使用するデータベースを 1 つだけにすると、パフォーマンスが向上します。たとえば、同じデータベース接続を使用して、同じデータベースに格納されているすべてのリソースにアクセスできます。詳細については、「データベース接続」を参照してください。

次の表に、使用可能なデータベースの種類およびそれらの主な用途を示します。

データストア データベース
データストア データベースは、いずれかのタイプのデータ ファイルを格納するように設計されています。ファイル タイプには、KSDS、RRDS、ESDS、行順編成ファイル、固定長および可変長の順編成ファイルがあります。
dbfhadmin -script コマンド ライン ユーティリティを使用すると、新しいデータストアを作成するスクリプト ファイルを作成してデータベースに対して実行できます。作成したら、既存のファイルをデータストアにアップロードできます。
注: Oracle を除くすべての種類のデータベースで、アプリケーションでまだ存在しないデータストアを指定してデータ ファイルを開くことでデータストアを暗黙的に作成することもできますが、スクリプト ファイルまたは dbfhadmin -createdb コマンドを使用して必要なデータストアを事前に明示的に作成しておくことをお勧めします。Oracle データストアの場合は、データストアの基盤となるデータベースが事前に存在している必要があります。
新規および既存のデータ ファイルをデータベースに配置する方法の詳細については、「データストアの構成」セクションを参照してください。データベースへの移動前の時点でアプリケーションとデータ ファイルが適切に連携していた場合は、データストア ファイルを使用できるようにソース コードを変更/再コンパイルする必要はありません。
ただし、アプリケーションがトランザクション アプリケーションの場合、データストアとやり取りするには追加の XA リソースが必要です。同じデータベース (データストアを含む) を使用する COBOL アプリケーションがある場合は、複数の XA リソースを構成し、適切なシナリオで適切な XAR が使用されるようにする必要があります。この場合の対処方法の詳細については、「複数の XAR の使用」を参照してください。