スクリプト ファイルからデータベースを作成するには、次のコマンドを使用します。これらのコマンドを事前に実行することにより、アクセスが必要でデータベースがまだ作成されていないときに処理が遅延することがなくなります。
dbfhadmin -createdb -file:mydb.sql -type:datastore -provider:ss
dbfhadmin -createdb -file:mydb.sql -type:datastore -provider:db2 -ebcdic
dbfhadmin -createdb -file:mypgdb.sql -type:datastore -provider:pg -host:MYREMOTEHOST -port:33445
エンタープライズ サーバーの異常終了後にまだ開いているデータ ファイルを確認し、それらのファイルを回復/解放するには、次のコマンドを使用します。索引キーのカラム型を管理するためのコマンドもいくつかあります。
次のコマンドは、svr-mydb でホストされている VSAM データストアのまだ開いているデータ ファイルをリストします。それぞれのファイルに、関連付けられたリソース ロックが未処理のまま残っている可能性があります。
dbfhadmin -openfiles -list -datastore:sql://svr-mydb/VSAM -host:svr-01
dbfhadmin -openfiles -recover -datastore:sql://svr-mydb/VSAM -host:svr-01
dbfhadmin -openfiles -recover -datastore:sql://svr-mydb/VSAM -host:svr-01 -pid 5983
dbfhadmin -keytypes -add -file:sql://svr-mydb/VSAM/MYFILE.dat -types:AN,SCOMPX
dbfhadmin -keytypes -add -replace -file:sql://svr-mydb/VSAM/MYFILE.dat -types:AN,SCOMPX
dbfhadmin -keytypes -delete -file:sql://svr-mydb/VSAM/MYFILE.dat
次のコマンドは、VSAM データストアのキー タイプのリストを MYKEYTYPES.xml ファイルにエクスポートします。
dbfhadmin -keytypes -export:MYKEYTYPES.xml -datastore:sql://svr-mydb/VSAM
dbfhadmin -keytypes -import:MYKEYTYPES.xml -datastore:sql://svr-mydb/VSAM
dbfhadmin -keytypes -import:MYKEYTYPES.xml -datastore:sql://svr-mydb/VSAM -replace
dbfhadmin -keytypes -list -datastore:sql://svr-mydb/VSAM
データベースの作成に使用できるスクリプト ファイルを作成するには、次のコマンドを使用します。
dbfhadmin -script -type:datastore -name:MYFILES -provider:pg -file:createdb.sql
dbfhadmin -script -type:datastore -name:mySEQ -provider:db2 -file:createinmydb.sql -existdb:masterSEQDB
dbfhadmin -script -type:datastore -name:MYFILES -provider:ora
dbfhadmin -upgrade -datastore:sql://localhost/VSAM -file:upgradeds.sql
データストアをアップグレードする必要がない場合、dbfhadmin から「ADM0073I Datastore '<datastore-url>' does not need to be upgraded」と出力され、スクリプト ファイルは作成されません。アップグレードが必要な場合は、dbfhadmin から「ADM0045I Creating SQL script file '<sql-script-name>'」と出力されます。
生成されたスクリプトは、sysadmin 権限があるユーザーとして実行する必要があります。sqlcmd (SQL Server)、psql (PostgreSQL)、db2 (Db2)、または sqlplus (Oracle) のコマンド ライン ツールを使用して実行してください。
データストアの整合性を検証し、必要に応じて整合性の問題を解決するには、次のコマンドを使用します。
dbfhadmin -verify -list -datastore:sql://localhost/VSAM
現在、このチェックでは、孤立したレコード ロック (つまり、ファイル ハンドルが関連付けられていないレコード ロック) のみが検出されます。一般に、レコード ロックが孤立するのは、関連付けられたファイル ハンドルがデータベースから手動で削除された場合です。孤立したレコード ロックが検出されると、dbfhadmin は、非順編成ファイルについては関連付けられているファイル名、順編成ファイルについては <Sequential files> (これらのファイルにはグローバル レコード ロック テーブルが使用されるため実際のファイル名は特定できません) をリストし、孤立したロックの数を示します。次に例を示します。
Orphaned record locks: Name Folder Count ---- ------ ----- SPLJOB.dat /MyDir 3 <Sequential files> 1
dbfhadmin -verify -recover -datastore:sql://localhost/VSAM
dbfhadmin -diags -usedb:DBHOST -name:ESDEMO -file diags.txt
コマンドで返される可能性のある戻りコードの一覧については、「dbfhadmin 戻りコード」を参照してください。