========================================================================= M I C R O F O C U S N E T E X P R E S S 3 . 0 ========================================================================= ランタイムシステム FixPack (TM) =============================== V1.0.005 目次 ==== 概要 アプリケーションの実稼動環境へのインストール 重要な事項 変更内容 提供されるファイル 免責事項 概要 ======== FixPack は、既にインストールされた Net Express 3.0J に対して、機能強化と問 題点の改修を与えるのもです。ひとつの FixPack は、ひとつのコンポーネントのみ を更新するようになっています。この FixPack は、ランタイムシステムコンポーネ ントを更新します。 FixPack は、クライアントライトインストールされた Net Express に適用すること はできません。システムアドミニストレータが、この FixPack をサーバインストー ルにインストールしなければなりません。 FixPack をインストールするには、WebSync のダウンロードページで ファイル名.EXE をクリックします。直接あなたのブラウザからファイルを開いても、 あるいは、一時ディレクトリに保存してから実行しても良いです。このファイルは 自己解凍圧縮ファイルであり、自動的に FixPack をインストールしてくれます。 FixPack をインストールするのに、他に必要なことがあれば、以下で説明されてい ます。 ひとつのコンポーネントに対する連続した複数の FixPack は累積的に提供されてい ます。即ち、各々の FixPackは、以前の FixPack で提供されていた全てのものを含 みます。従って、FixPack を適用するときに、そのコンポーネントに対する以前の バージョンの FixPack を適用する必要がありません。もし、以前のバージョンの FixPack が既に適用されていても、問題はありません。 ウィンドウズのコントロールパネル中の「アプリケーションの追加と削除」を使っ て、この FixPack を削除することができます。Micro Focus Net Express をクリッ クすると、削除対象として選択できるコンポーネントのリストの中に、FixPack が 表示されます。FixPack を削除すると、適用された全ての変更が取り除かれ、Net Express のこのコンポーネントをオリジナルのベースソフトウェアに復元させます。 アプリケーションの実稼動環境へのインストール ============================================ この FixPack で提供される改修を、アプリケーションの実稼動環境へ適用するには、 本ノートの「提供されるファイル」のセクションで星印 (*) がマークされたファイ ルを、上書きコピーして下さい。これは、例えばこの FixPack を Net Express に 適用したあとでアプリケーションを再ビルドした場合などに必要となります。 重要な事項 ========== 本 ランタイムシステム FixPack は、ファイルハンドラ FixPackを必要とします。 本 FixPack をインストールする前に、上記の FixPackをインストール して下さい。この FixPackをアンインストールすると、従属するすべての FixPackは自動的にアンインストールされます。 重要: Microsoft Visual C++ 6.0 と COBOL との混合言語アプリケーションの場合 には、Net Expressにバンドルされている LINK.EXE の代わりに Visual C++ 6.0 にバンドルされている LINK.EXE を使用して下さい。 変更内容 =========== ここでは、この FixPack で提供される変更点について説明します。 V1.0.005 での追加 ================= o GNTコードが物理的に CANCELされるときにメモリリークが発生するという問題があ りました。 -516606 o Windows 98で、異なるバージョンの NetExpressランタイムシステムが同時に実行 されると RTSエラー 114 が発生するという問題がありました。 -516812 o DATA-CONTEXT でメモリ破壊が起こることがありました。 -516086 o テキストウィンドウ上で、2バイト文字が単バイト文字の上に上書きされると、罫 線が壊れると言う問題がありました。 -507132 o 日本語環境下で表示される OLE例外のメッセージに、余計な文字がランダムに含ま れるという問題がありました。 -516799 V1.0.004 での追加 ================= o DATA-CONTEXT は、ALTER文 または ON COUNTERS 句で問題を生ずることがありまし た。 -516234 o EBCDICを使用する複数のDLLを実行するとRTSエラー 114が発生することがありまし た。 -516242 o COMポートの設定が正しく取得できていませんでした。 -516086 o 複数の ISAPI DLL を同時に使用すると RTSエラー 119が発生することがありました。 -703002 V1.0.003 での追加 ================= o ファイルハンドラ FixPack (v1.0.001 以上) の改修に対応しました。 V1.0.002 での追加 ================= o 32ビットファイルシステム下で 64ビットファイルアクセスを行っても、エラー が報告されないという問題がありました。 -513520 o CHARSET"EBCDIC" を使用する DLL を複数実行すると RTSエラ− 119が発生する という問題がありました。 -514545 o ACCEPT文の実行中に DELETEキーで入力文字を削除すると2バイト文字の文字化け が発生するという問題がありました。 -515105 o INTコードで組込み関数を使用するとメモリリークが発生することがありました。 -700352 o NetExpress 2.0 のアプリケーションと Net Express 3.0 のアプリケーションを 同時に実行するとアクセス例外が起きるという問題がありました。 -515582 o PIC X型の返却値を持つデュアルインタフェースのメソッドを呼び出すことがで きませんでした。 o OLEプロパティの Setメソッドを、複数個のパラメタで呼び出すことができませ んでした。 -515884 V1.0.001 での追加 ================= o UNC名 (\\machine\printer のような) で指定されたプリンタを開けないと言う 問題がありました。 -702281 & 600502 o Windows 95上で、レコードロックの取得に失敗すると言う問題がありました。 -514257 o 英語キーボードで、左矢印キー + ASCII が正しいキー値を返さないという問題 がありました。 -702283 o 罫線サポートが日本語環境以外のすべての2バイトロケールに対して使用可能に なりました。 -514168 o Windows NT でタイムゾーン情報が不正になるという問題がありました。 -514059 o COMP-2データ項目に負の値を使用すると符号落ちが発生することがありました。 -514502 o 互いに符号が異なる COMP-3型 と COMP-6型 の比較条件で不正な結果を生じるこ とがありました。 -702334 o ディスクファイルにリダイレクトされた標準入力に対する READ文でハングアッ プすることがありました。 -514348 o 共有ランタイムライブラリと静的ランタイムライブラリを混合してリンクする モジュールで RTSエラー 114 が発生することがありました。 -514550 o IDE環境下でのキャラクタアプリケーションで Alt+asciiキーが使用できないと いう問題がありました。 -702368 o マルチスレッドの COBOLクライアントから、マルチスレッドのインプロセス COBOLサーバーを呼び出すとハングアップするという問題がありました。 o Application Server しかインストールされていないコンピュータで、CBLCORED コマンドが正しくコアダンプ生成を強制することができないという問題があり ました。 -514443 o デュアルインタフェースのインプロセスコンポーネントがクラッシュすること があるという問題がありました。 V1.0.000 での追加 ================= o Windows 95 上の共有フォルダにあるファイルを、Windows NTからロックしよう とすると I/Oエラーが発生するという問題がありました。 -513051 o ANSIデバッグスイッチのオン・オフが正しくできないという問題がありました。 -512629 o インプロセス OLEオブジェクトの DLL が再利用されるときにエラーが生じると いう問題がありました。この問題が改修されたので、Visual Basicスクリプト を繰り返しデバッグするときの問題が解消されました。 -702209 o 自己登録型のインプロセス OLEオブジェクトを MTSパッケージにインストール するには、最初に登録しなければならないという問題がありました。 o OLEオブジェクトがファイナライズされるときに、ランタイムがメモリの解放を 完全に行わないという問題がありました。 -702260 提供されるファイル ================== ここでは、この FixPack で新規に提供されるファイル、または更新されるファイル の一覧を挙げます。 Updated at V1.0.005 =================== o COBOL ランタイムシステム base\bin\cblexecm.exe 更新* base\bin\cblxecwm.exe 更新* base\bin\cblexecs.exe 更新* base\bin\cblxecws.exe 更新* base\bin\cblnames.exe 更新 base\bin\cbllink.exe 更新 base\bin\cblpromp.exe 更新 base\bin\cblrtsm.dll 更新* base\bin\cblviom.dll 更新* base\bin\cbldwinm.dll 更新* base\bin\cblintm.dll 更新* base\bin\cblanmm.dll 更新* base\bin\cob32api.dll 更新* base\bin\cblrtss.dll 更新* base\bin\cblvios.dll 更新* base\bin\cbldwins.dll 更新* base\bin\cblints.dll 更新* base\bin\cblanms.dll 更新* base\bin\cblprnt.dll 更新* base\lib\cblrtsmi.lib 更新 base\lib\cblrtsg.lib 更新 base\lib\cblrtsm.lib 更新 base\lib\cblrtssi.lib 更新 base\lib\cblrtss.lib 更新 base\lib\cblprnt.obj 更新 o オブジェクト指向ランタイムシステム base\bin\mfolem.dll 更新* base\bin\mfoles.dll 更新* base\bin\oopsm.dll 更新* base\bin\oopss.dll 更新* o デバッグサポート base\bin\cblcored.exe 更新* base\bin\cbldbg.dll 更新 免責事項 ======== 本ソフトウェアは、いかなる保証事項も与えられずに、そのままの形で提 供されるものです。 マイクロフォーカスは、本ソフトウェアに関するいかなる保証 (市場性や目的適合性などに関するものを含みます。)も、明示か黙示か、 法定のものか否かを問わず、おこないません。 マイクロフォーカスおよびその供給元である第三者は、生じたいかなる間接的、特別、 派生的、または結果的な侵害、損失または損害についても、たとえそのよ うな損害が生じ得ることを事前に知らされていた場合でも、責任を負いま せん。 ======================================================================== Micro Focus is a registered trademark, and Net Express, Mainframe Express, FixPack and AddPack are trademarks, of MERANT International Ltd. ======================================================================== Copyright (C) 1999 MERANT International Ltd.