Micro Focus製品登録ユーザ様 各位、 2002年 9月27日 マイクロフォーカス 技術部 (このメールは、Micro Focusソフトウェア製品の保守サービス登録ユーザ様 で、E-mailアドレスをお聞きしているお客様を対象に自動送信させて頂いて おります。) 件名: Micro Focus Server Expressのリリースアップのご案内、その他 毎々弊社製品をご利用くださいまして誠にありがとうございます。 ソフトウェア製品のアップデートに関してご連絡申し上げますので、ご一読くだ さい。 1. Micro Focus Server Express 2.2 J のアップデート提供について Server Expressのリリースアップについては、随時弊社Webサイト http://www.microfocus.co.jp/support/fixpacks.asp にてご案内しております。このたび、9/30(月) より以下の新リビジョンが出荷 開始になります。 Micro Focus Server Express 2.2 J for SPARC Solaris Micro Focus Server Express 2.2 J for PA-RISC HP-UX 保守サービス契約期間内のお客様は無償でアップデートを入手できますので、 このメールへの返信で、ユーザ登録番号とシリアル番号を明記の上、お申し付 けください。 (1) 新機能 Solaris 9 での動作検証 Java 1.4 との動作検証 ディレクトリ走査ライブラリルーチンの追加 HTMLマニュアルの改訂、その他 (2) 障害改修 #4612 - LINKAGE SECTIONに書かれた15桁以上の COMP-5項目の比較の誤動作 #4536, #4257 - -Bimmediateでリンクした実行形式の実行開始時アベンドすることが ある #4519 - 7桁以上の符号付 COMP-3 項目 * (-1) で結果が不正な場合がある #4473 - ECM経由のDB2プログラムの呼び出し可能共有オブジェクト実行でエラー #4470 - DB2プログラムのコンパイルでリンカーが警告 #4406 - -Bimediateでリンクした実行形式のデバッグができない #4325 - /dev/nullへの WRITEが標準出力にリダイレクトされる その他 (3) 旧リリースからの互換性 o ソース・バイナリともに互換性があります。 o Server Express 2.0.10, 2.0.11 でコンパイルされたアプリケーションは、バ イナリのそのままで、2.2 の環境下で動作します。 ただし、障害改修や性能改善がなされていますので再コンパイルをお薦めしま す。 o 旧リリースで作製されたCOBOLデータファイルはそのまま利用可能です。 o NSAPI用の共有ライブラリ生成のサポートは廃止となりました。CGI を利用 できます。 o Solaris版は、Solaris 8 及び Solaris 9 を動作保証対象とします。 Solaris 7 ユーザ向けには、引き続き 2.0.11 SP1 をサポートします。 (4) リリースアップの手順 o インストール済みの Server Express 2.0.10, 2.0.11 のライセンスは、開発 環境、実行環境とも、そのまま使用できます。 o 現在インストールされている Server Express はそのままにしておき、異なる ディレクトリ (/usp/lib/cobol22 など) に新たにインストールしてください。 o その際、ライセンスマネージャのインストール、ライセンスのインストールはス キップしてください。既にお持ちのライセンスをそのまま使用していただきます。 o また、ドライバファイルのインストール先ディレクトリも、デフォルトの /usr/bin では無く、別の新規ディレクトリ (/usp/lib/cobol22/cobbin など ) を指定し、旧 リリースを上書きしないようにしてください。 o COBDIR、LD_LIBRARY_PATH、SHLIB_PATH、PATH の環境変数を切 り替えて、新リリースの使用をはじめてください。問題があれば、環境変数の設 定を戻すことによって、いつでも旧リリースの使用に戻すことができます。 o PATH は /usr/bin より先にドライバファイルのインストール先ディレクトリ を、 指定してください。そうでないと、cobコマンドなどが旧版を使用してしまいます。 o 開発プロジェクト、運用プロジェクトの移行が完全に終了したら、旧版のインス トール先ディレクトリを削除してください。 2. COBOL/Java 連携の新テクノロジ追加について 既に Net Express、Server Expressで利用可能になっている、mfcobol.jar パッケージを利用した COBOL/Java 連携を、大幅に機能改善したものとして、 Micro Focus COP Framework のダウンロードを 10/30(月) より開始します。 保守サービス契約期間中のお客様は無償で利用できます。 Micro Focus COBOL Out of Process (COP) Framework は、Net Express と Server Express に実装されている COBOL/Java連携機能をさらに拡張する ミドルウェアです。 COP Framework は、以下の 2つの構成要素からなります: (1) COBOL Server COBOL Server は、COBOLプログラムの実行を、Java VM の ‘Out of Process’ でつかさどるディスパッチャの働きをします。これによって、COBOLプログラム は、それを利用する WebSphere や Weblogic のような Javaアプリケーション サーバーとは独立したプロセスとして実行されます。 (2) COP Client COP Client は、‘Out of Process’のCOBOLプログラムを使用するための 100%ピュアJava APIを提供します。 COP Framework は、既に Net Express、Server Express が提供している mfcobol.jar パッケージに替わるものとして、COBOLとJavaを連携させるすべ ての用途で使用することができます。しかし、COP Framework は、以下のよ うな場合に特に有益です: o Servlet、JSP、または、Enterprise Java Bean から COBOLを使用し、 COBOLの状態を保存したい場合 o Javaアプリケーションサーバの内部で、使用する Java VMの構成が管理 されている場合 o JNI を使用できない場合 詳細は、来週以降弊社サポートWebサイトで公開いたします。 以上、 **************************************** TEL (03) 5793-8550 : FAX (03) 5793-8548 MF SupportLine Freedial : 0120-090985 E-Mail : jp.cobol.support@microfocus.com URL : http://www.microfocus.co.jp ****************************************