この Readme には製品ヘルプに記載がない情報が含まれている場合があります。 製品をインストールする前に、Readme 全体を必ずご一読ください。
ハードウェア要件
プラットフォーム | セットアップ ファイル サイズ | インストールに必要なディスク容量 | 製品の実行に必要なディスク容量 | Sentinel RMS ライセンスサーバー |
POWER running AIX | 505 MB | 2.02 GB | 1.01 GB | 41 MB |
HP IA | 912 MB | 3.65 GB | 1.83 GB | 79 MB |
System Z running Red Hat Linux | 396 MB | 1.59 GB | 792 MB | 39 MB |
x86-64 running Red Hat Linux | 606 MB | 2.42 GB | 1.22 GB | 50 MB |
SPARC running Solaris | 501 MB | 2.05 GB | 1.01 GB | 42 MB |
System Z running SUSE SLES | 269 MB | 1.08 GB | 538 MB | 39 MB |
x64 running SUSE SLES | 400 MB | 1.60 GB | 810 MB | 50 MB |
x86-64 running CentOS | 606 MB | 2.43 GB | 1.22 GB | 50 MB |
ソフトウェア要件
Red Hat 8.1 では、pax はデフォルトでインストールされません。OS の ISO イメージファイルを使って spax をインストールする必要があります。インストールするには、コマンド yum install spax などを使用します。
SELINUX=disabledこれにより、サーバーの起動時に Micro Focus ライセンス デーモンが起動され、Micro Focus ツールおよびプログラムが正常に動作します。
なお、64 ビット OS 上では 32 ビット ライブラリはデフォルトではインストールされないので、製品のインストールを実行する前に、選択してインストールする必要があります。
ライブラリ | 32 ビット ライブラリ名 | 64 ビット ライブラリ名 | プラットフォーム | |||||
s390 | SUSE 12 | SUSE 15 | Red Hat 6.x | Red Hat 7.x | Red Hat 8.x | |||
libgcc | libgcc-*.i686 | libgcc-*.x86_64 | libgcc-*.s390 | X | X | X | ||
libstdc++ | libstdc++-*.i686 | libstdc++-*.x86_64 | libstdc++-*.s390 | X | X | X | ||
elfutils-libelf *1 | elfutils-libelf.i386 または elfutils-libelf.i686 | elfutils-libelf.x86-64 | N/A | X | X | X | ||
libelf1 *1 | libelf1-32bit-0.137-8.19 | libelf1-0.137-8.19 | N/A | X | X |
SUSE 12/15 は、Enterprise Server の64ビットのみがインストール可能であるため、必要なライブラリは64ビットのみです。 ただし、glibc-locale-32bit ライブラリは、SafeNet Sentinel ライセンス コンポーネントで必要になります。
*1 PL/I サポートで必要な OS ライブラリです。
X 印のライブラリは、別途インストールする必要があります。
詳細情報については Red Hat 社のサイトをご確認ください。
注:
次の環境変数を設定する必要があります。
*1 PLI コンポーネントを利用する場合の必須パッケージです。
次のアプリケーション サーバーは、次の JDK を使用してサポートされています:
アプリケーション サーバー | JDK バージョン(ベンダー) | コンテナ サポート バージョン |
Tomcat 9.0.X | 1.8 (AdoptOpenJDK) | Servlets 2.5 |
JBoss EAP 7.1.4 | 1.8 (Oracle) 1.8 (AdoptOpenJDK) |
Servlets 2.5 | WebLogic 12.2.1 | 1.8 (Oracle) | Servlets 2.5 |
WebSphere 9.0 | 1.8 (IBM) | Servlets 2.5 |
注:
Interface Mapping Toolkit で生成された EJB の配置する場合の Java EE のサポートは次の通りです:
J2EE アプリケーション サーバー | JDK バージョン(ベンダ) | Java EE | COBOL RA | CICS RAs および ECI |
JBoss EAP 7.1.x ( ここで JCA の場合、x>=4 )、7.2.x | 1.8 (Oracle) 1.8 (AdoptOpenJDK)*1 |
7 | X | X |
Oracle WebLogic 12.2.1 | 1.8 (Oracle) | 7 | X | |
IBM WebSphere 9.0 および Liberty 19.0.0.x ( ここで JVM COBOL の場合、x>=12 ) | 1.8 (IBM) | 7 | X | X *3 |
Tomcat 9.0.x *2 | 1.8 (AdoptOpenJDK)*1 |
*1 JBoss EAP 7.1.4 以降における AdoptOpenJDK のサポートは、Red Hat Enterprise Linux プラットフォームに制限されます。 詳細は、RedHatのWebサイトのサポートされる構成を参照してください。
*2 Apache Tomcat は、Java サーブレットおよび JSP (JavaServer Pages) をサポートする HTTP サーバーであり Servlet コンテナです。 Micro Focus の Tomcat の非トランザクションのサポートには、J2SE Beans を使用する Servlet の生成が含まれます。トランザクション サポートは提供されません。 Tomcat では、EJB (Enterprise Java Beans) やリソースアダプタ(RA)はサポートされません。
*3 CICS RA および ECI は、IBM WebSphere 9.0 でのみサポートされます。
使用する JDK はお使いのアプリケーション サーバー のドキュメントで確認してください。JDK は次の目的に使用されます:
JDK をインストールした後、Java 環境をセットアップする必要があります。
これらのアプリケーション サーバー用の COBOL および CICS のリソースアダプタおよび ECI サポートの利用可能な状況は、UNIXプラットフォーム間で異なります。 各プラットフォームのサポート状況は次の表の通りです。
機能/プラットフォーム | JBoss EAP 7.1.4 | JBoss EAP 7.2 | WebSphere 9.0 | WebSphere Liberty 19 | WebLogic 12.2.1 | Tomcat 9.0.x 1 |
POWER running AIX | 64 ビット3 | 64 ビット3 | 64 ビット4 | 64 ビット4 | 64 ビット | |
HP IA | 64 ビット3 | 64 ビット3 | 64 ビット4 | 64 ビット | ||
System Z running Red Hat Linux | 64 ビット3 | 64 ビット3 | 64 ビット4 | 64 ビット4 | 64 ビット | |
x86-64 running Red Hat Linux | 64 ビット3 | 64 ビット3 | 64 ビット3 | 64 ビット4 | 64 ビット4 | 64 ビット |
SPARC running Solaris | 64 ビット3 | 64 ビット3 | 64 ビット3 | 64 ビット4 | ||
System Z running SUSE SLES | 64 ビット2,3 | 64 ビット3 | 64 ビット4 | 64 ビット4 | 64 ビット | |
x86-64 running SUSE SLES | 64 ビット2,3 | 64 ビット3 | 64 ビット4 | 64 ビット4 | 64 ビット |
1 Apache Tomcat は、Java サーブレットおよび JSP (JavaServer Pages) をサポートする HTTP サーバーであり Servlet コンテナです。 Micro Focus の Tomcat の非トランザクションのサポートには、J2SE Beans を使用する Servlet の生成が含まれます。トランザクション サポートは提供されません。 Tomcat では、EJB (Enterprise Java Beans) やリソースアダプタ(RA)はサポートされません。
2 JBoss EAP 7.1.4 および JBoss EAP 7.2 は、このプラットフォームで Red Hat 社によってテストされたものとしてリストされていません。
3 COBOL および CICS の両方のリソースアダプタおよび ECI がサポートされています。
4 COBOL リソースアダプタのみがサポートされています。
OpenESQL や COBSQL などで開発されたSQLアプリケーションを配布する場合は、任意のサードパーティ製ソフトウェアの必須コンポーネントがインストールされ、環境が適切に設定されていることを確認してください。詳細は、お使いの開発製品の Readme のシステム要件にある「追加のソフトウェア要件 > データベースアクセス」を参照してください。
以前のバージョンと共存させる場合は、最新バージョンをインストールする時に、 パラメータ -installlocation(下記手順 2.) で、既存バージョンと異なる新しいインストール先のディレクトリを指定する必要があります。
また、いずれのバージョンで使用する場合でも、該当バージョンのコンポーネントのインストール先のディレクトリ下の bin/cobsetenv (下記手順 3.) を使って、環境を設定してから使用する必要があります。 -installlocation の指定がない場合はデフォルトのインストール先にインストールされます。
Enterprise Server Administration から起動される、すべての Enterprise Server プロセスは、ファイルのアクセスと作成の権限のあるプロセス ユーザー ID の下で実行されます。
デフォルトでは、インストーラはインストーラを実行するユーザーのログインIDをプロセス ユーザー IDとして使用しています。インストール後に、このプロセス ユーザー IDを変更する場合は、 $COBDIR/bin/casperm.sh を実行します。
AFS/Kerberos 認証を使用して Linux システムにログオンしている場合、 Enterprise Server のシステム管理のプロセス ユーザー ID として 利用可能なローカル ユーザー ID を確認しておく必要があります。
このユーザー ID は、インストーラを実行する前に 作成されているものである必要があります。
インストールする際には、コマンドライン パラメータ -ESadminID="ユーザー ID "で指定します。
これらのプラットフォーム製品の場合は、Micro Focus インストーラ(.zip ファイル)か、この RPM インストーラ(.bin ファイル)のうち、いずれかを選択してダウンロードしてお使いください。
RPM インストーラの場合、次の手順で .rpm ファイルが現行ディレクトリに展開されます。
chmod +x RPM_installer_name.bin
./RPM_installer_name.bin
rpm コマンド例については、以下をご参照ください。
インストール先に直接ダウンロードして解凍する場合は、スーパーユーザ権限で次のように unzip コマンドを使って解凍します。
unzip ./Enterprise_Server_6.0_プラットフォーム名.zip
Windows 環境にダウンロードして解凍したファイルを、インストール先の環境に ftp でバイナリ転送しても同様です。
(Windows 環境での ZIP ファイルの解凍には Windows に標準搭載されている圧縮ファイルの展開機能や、Windows 用のファイル解凍ユーティリティをお使いください。)
XPG4 のユーティリティを使っていない場合は、PATH で XPG4 のフォルダを先頭に指定してください。
例 bsh の場合
PATH=/usr/xpg4/bin:$PATH export PATH
設定がない場合のインストールエラー例
tar: /install_image_dir/safenet.tar: ファイルもディレクトリもありません。
install_image_dir : インストールファイルのあるディレクトリ名
Linux/Unix 上で License Server が正常に起動されるには、hostname を構成する必要があります。
動作の不具合を回避するには、localhost と コンピュータの hostname の両方を IPアドレス 127.0.0.1 にマップしてはいけません。 localhost にのみ IPアドレス 127.0.0.1 にマップする必要があります。
/etc/hosts ファイルでの正しい指定例は次の通りです。
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost IP machinelonghostname machineshorthostnameここで IP は xx.xx.xx.xx フォーマットのコンピュータの一意の IP アドレスを意味します。
chmod +x setup_ent_server_6.0_プラットフォーム名
./setup_ent_server_6.0_プラットフォーム名
スーパーユーザ権限で実行していない場合は、インストール時にスーパーユーザのパスワードの入力を促すプロンプトが表示されます。
COBOL 環境のデフォルトのインストール先は /opt/microfocus/EnterpriseDeveloper です。このデフォルトを変更するには、
-installlocation="Location" パラメータを使用して
以下の例のように別のディレクトリを指定します。
./setup_ent_server_6.0_プラットフォーム名 -installlocation="インストール先のフルパス"
-installlocation="/home/myid/installdir"
-installlocation="$HOME/installdir"
-help オプションを指定すると、インストール・スクリプトに渡すことができる他のパラメータの詳細を確認できます。
次のオプションを指定して、Enterprise Server の構成を指定することができます:
[ -ESsysLog="Y/N" ] [ -ESadminID="User ID" ] [ -CASrtDir="location" ]
それぞれ、次の内容を指定します:
Enterprise Server システムログを、有効("Y")または無効("N")にします。
ロギングはデフォルトで有効です。ログファイルは /var/mfcobol/logs に保存されます。
Enterprise Server のシステム管理のプロセス ユーザー IDを指定します。
例: -ESadminID="esadm"
デフォルトはインストール実行するユーザIDです。
Enterprise Server 実行時システムファイルの場所を指定します。
例: -CASrtDir="/home/esuser/casrt/es"
デフォルトの場所は /var/mfcobol/es です。
./setup_ent_server_6.0_プラットフォーム名 -skipsafenet
touch /var/microfocuslicensing/SKIP_SAFENET_INSTALLこのファイルが存在すると、SafeNet インストーラはインストールの更新や実行中のライセンスデーモンの停止を行いません。 ライセンスの更新を行うには、このファイルを削除して Sentinel RMS ライセンス・サーバを手動でインストールします。
以下のコマンド行引数を指定してサイレント インストールを行うことができます。
-silent -IacceptEULA
コマンドの実行例
./setup_ent_server_6.0_プラットフォーム名 -silent -IacceptEULA
製品のインストール後は、下記の手順で環境を設定する必要があります。
シェル初期化ファイル (/etc/profile、/etc/bashrc など) に下記のコマンドを追加すれば、すべてのシェルで cobsetenv を実行する必要はなくなります。
ただし、cobsetenv は bash、ksh、XPG4 sh のように POSIX 系のシェルでのみ動作します。C シェルまたは XPG4 Bourne シェル以前のものとは互換性がないので、ご注意ください。
sh /var/microfocuslicensing/bin/cesadmintool.sh
上記の管理ツールを実行して表示されるメニューから「1. オンライン認証(1. Online Authorization.)」を選択し、認証コード(Authorization Code)を入力してライセンスの認証をおこなうことができます。
認証コード(Authorization Code)は、16桁の英数字の文字列で、製品パッケージに同梱されている「ライセンス証書」に記載されています。
『Product Detail: Enterprise Server Version 』で始まる項に記載されているコードを使用します。
ライセンス・ポリシーの内容または必要なライセンスの種類がわからない場合は、システム管理者または製品の購入元に連絡し、有効なライセンスを取得してください。
Enterprise Server を削除するには、root ユーザで $COBDIR/bin ディレクトリの Uninstall_EnterpriseServer6.0.sh スクリプトを実行します。
Enterprise Server をアンインストールしても、Micro Focus Licensing Manager または必須ソフトウェアのアンインストールは自動的には行われません。
Micro Focus ライセンス・マネージャをアンインストールするには、/var/microfocuslicensing/bin ディレクトリの UnInstallMFLicenseServer.sh スクリプトを実行します。このスクリプトを実行しても、特定のシステム設定またはライセンスが含まれる一部のファイルは削除されません。
オプションで、必須ソフトウェアを削除できます。手順については、各ソフトウェア・ベンダのマニュアルを参照してください。
該当のリリースがない場合は、準備中です。その場合は、利用可能な最新リリースのリンクや 英語版のオンラインマニュアルをご利用ください。
本ソフトウェアは、いかなる保証もなしに「現状有姿」で提供されます。Micro Focus は、市場性または特定の目的への適合性に関する保証を含む明示的または黙示的保証を一切否認します。Micro Focus またはそのサプライヤは、直接的、間接的、付随的、結果的、営業利益的、または特別な損害を含むいかなる損害に関して、たとえ事前にそのような損害の可能性を通知されていたとしても、一切の責任を負わないものとします。一部の州では、結果的または付随的な損害の責任の除外または制限を許可していないため、上述の制限が適用されない可能性があります。
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