Mainframe Access の概要

Mainframe Access は、Micro Focus 開発環境用の OS/390 および z/OS サーバです。これは、環境用のホスト・リソースへのアクセスを提供する共通コンポーネントです。Mainframe Access の 1 つのインストールは、これらの製品すべてをサポートすることができ、エンタープライズ内の任意の場所に配置された任意の数の DB2、IMS、および CICS システムへの接続性を提供します。また、JES 機能、VSAM データ・セット、非 VSAM データ・セット、および外部のライブラリ管理製品 (Panvalet、Librarian、Endevor など) によって管理されるデータへのアクセスも提供できます。

注:Mainframe Access は、z/OS (V1R4 まで) および OS/390 環境でサポートされます。特に記載のない限り、z/OS への参照は OS/390 にも適用されます。

Mainframe Access は、ワークグループおよびエンタープライズ・アーキテクチャの最高の機能を引き出すデータおよびトランザクション・ミドルウェアです。Micro Focus クライアント・プログラムは、ネイティブのメインフレーム・アプリケーションが提供するものと同じパフォーマンス・レベル、セキュリティ、およびデータ完全性を実現できます。この技術は、既存のメインフレーム・セキュリティ、データベース、およびトランザクション処理システムの変更を必要としません。

Mainframe Access は、次のアクセスを提供します。

下の図は、Mainframe Access、Mainframe Access のクライアント・システム、および Mainframe Access が提供する z/OS サービスの間の関係を示しています。

図 1. Mainframe Access のアーキテクチャ
Mainframe Access のアーキテクチャ