Mainframe Access は、作業の処理を監視および制御するための機能を備えています。その例を次に示します。
Mainframe Access は、Mainframe Access に永続的に接続しているクライアントのアクティビティを監視し、ユーザが指定した長さのアイドル時間後にそのクライアントをシステムから切り離します。また、メインフレーム上の関連するクライアント・リソース (サーバ・システムとの LU6.2 対話など) もすべて解放します。
Mainframe Access のトレース機能は、クライアント・フロー (通常は TCP/IP) とサーバ・フロー (通常は LU6.2) の両方を同時にトレースし、すべての制御情報とデータを単一の出力先に記録します。トレース情報は、クライアント / サーバ通信問題の診断に非常に役立ちます。トレーシングのオン / オフは、Mainframe Access の実行中に動的に切り替えることができます。
Mainframe Access は、ランタイム操作の監視と制御に使用できる単純なコマンドのセットを提供します。コマンドは、z/OS コンソールまたは Telnet クライアントから使用できます。詳細については、『コンソール・コマンドを使用した管理』の章を参照してください。また、Mainframe Access は、Web ブラウザで実行される管理機能へのより包括的なグラフィカル・インターフェースも備えています。これについては、『Web インターフェースを使用した管理』の章で説明しています。
Mainframe Access の管理インターフェースを使用すると、システムの現在のシステム・アクティビティと内部コンポーネントを包括的に表示できます。提供される情報は、全体的なシステム運用から個々のクライアント / サーバ接続に関する詳細にまで及びます。ユーザは、システムの実行中にシステムの重要な操作定義および機能 (ターゲット・サーバ・パラメータ、アイドル・タイムアウト値、アクセス・リスト指定、トレース・アクティビティなど) を更新できます。