デバッグ構成:COBOL アプリケーション

次のフィールドを使用すると、COBOL アプリケーションのデバッグを制御できます。

[COBOL Project]
デバッグ中に使用されるプロジェクト。
[Connection Properties]
プロジェクトまたはアプリケーションがリモート・マシン上にある場合、これらのフィールドの値を入力します。
[Remote Host]
リモート・マシンの名前または IP アドレス。
[Specify the port on which cobdebugremote will listen]
デバッグを開始すると、IDE はリモート・マシン上で cobdebugremote プロセスを自動的に開始します。cobdebugremote が開始するとポートがランダムに選ばれるため、ポートを選択する必要はありませんが、このオプションを選択した場合、cobdebugremote port で特定のポートを割り当てることができます。ポートを指定する場合、そのポートで cobdebugremote が自動的に開始されます。
[X Server (DISPLAY)]
リモート・プログラムの出力を表示する X サーバの ID を入力します。デフォルト値は client machine name:0.0 です。
デバッグを開始する前に、X サーバが稼働していること、およびリモート・マシンの xhost 構成に正しいアクセス権限があることを確認します。 xhost + コマンドを使用すると、許可リストにご使用のホストまたはユーザ名を追加できます。
ヒント:X サーバへのアクセスを試行した際にエラーが発生する場合は、ターミナル・エミュレータ (Telnet または任意の SSH クライアント) を使用して、リモート・マシンで Remote System Explorer DStore デーモンを開始します ( $COBDIR/remotedev/startrdodaemon & コマンドを使用)。プロジェクトを構築またはデバッグする前に、リモート・マシンから切断する必要があります。切断するには、[Window > Show View > Other > Remote Systems > Remote Systems] を選択し、[Remote Systems] パネル内で適切な接続を右クリックして、[Disconnect] をクリックします。Eclipse RSE DStore サーバの詳細は、ここをクリックしてください。
[Main Program]
プロジェクトのメイン実行可能ファイルを選択します。ビルド構成で既に実行可能ファイルを選択している場合は、ビルド構成名を入力するだけで構いません。それ以外の場合は、プロジェクトのプログラムの場所をブラウズできます。
[Start Options]
プログラムの開始時にそのプログラムに渡す引数を入力します。プロジェクトでその場所を明示的に指定していない場合は、アプリケーションの作業ディレクトリも指定できます。
[Debug Options]
デバッグ・プロセスをさらに制御するには、これらのオプションを使用します。
  • デバッグが正しく機能するには、デバッグ中のアプリケーションが 64 ビットまたはグラフィカルであることを示す必要があります。
  • ビルド出力がソース・ファイルと同じディレクトリにある場合、ブレーク・ポイントのみを使用するようにデバッガに指示できます。
  • COBOL コードでコンパイルされた実行可能ファイルをデバッグするには、[Allow debugging of all COBOL target types] を選択します。このオプションを選択しない場合、.int コードのみがデバッグされます。このタイプのデバッグを選択した場合、COBOL プログラムと COBOL 以外のプログラムが相互に呼び出すプロジェクトをデバッグすることはできません。
  • STOP RUN コマンドが実行されたときに、プログラムのデバッグを停止するのではなく、一時停止してデバッグを継続する場合は、[Suspend at 'stop run'] を選択します。
  • すべての Windows プログラムはマルチスレッド・ランタイム・システムで実行されます。UNIX プログラムの場合、プログラムをマルチスレッド・ランタイム・システムで実行するには [Use multi-thread run-time system] を選択します。それ以外の場合は、シングルスレッド・システムが使用されます。