参照されないデータのレポート

参照されないデータは、プログラムの手続き部で明示的に参照されないデータです。基本的には、このようなデータは避けたいものです。参照されないデータはプログラムの発展にともなってそのプログラム内に残りがちです。例えば、何かの理由でダミー・データ項目を含めたまま、それを取り除くのを忘れる場合などです。

参照されないデータのレポートには、次の情報が含まれます。

しかし、参照されないものとして表示されるデータ項目をすべて削除するのが安全と考えるべきではありません。特に次の 2 つのケースに注意が必要です。

例えば、プログラムには次のようなグループ定義が含まれるとします。

 03 group-item.
	    05 elementary-item-1 pic x. 
	 05 elementary-item-2 pic xx. 
	 05 elementary-item-3 pic xxx.

プログラムが elementary-item-1elementary-item-2、および elementary-item-3 の各フィールドを使用すると、group-item は (これがプログラムの他の場所で明示的に参照されていない限り) 参照されないものとしてフラグが設定されます。または、プログラムが group-item フィールドを使用すると、elementary-item-1elementary-item-2、および elementary-item-3 は (これらがプログラムの他の場所で明示的に参照されていない限り) 参照されないものとしてフラグが設定されます。