汎用トレース機能を有効にするには、環境変数 GTFFILE を、トレース・ファイルの絶対パスとファイル名に設定します。この環境変数は、 %ProgramFiles%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin\MF370ctl.cfg 構成ファイルで設定します。
次の GTF オプションは、GTFFILE 環境変数の後に指定できます。
BAL BALR、BASR、BASSM の各命令をトレースします。
SVC 各 SVC 命令をトレースします。
PGM LOAD、DELETE、LINK をそれぞれトレースします。
FOC ファイルの OPEN および CLOSE 操作をそれぞれトレースします。
FIO ファイルの入出力操作と OPEN および CLOSE をそれぞれトレースします。
MEM GETMAIN、FREEMAIN、STORAGE をトレースします。
ALL 上記のすべてのトレース・オプション
REG 16 の汎用レジスタをトレース・イベントごとにトレースします。
デフォルト値は BAL、PGM、FOC です。
トレース・ファイルのサイズは、指定したオプションによって変わります。サイズはかなり大きくなる場合があります。このため、開始する際に、必ずトレースをデフォルトのオプションで実行して詳細トレースの最適な開始ポイントを確認することをお奨めします。FIO、INS または ALL などのオプションを使用して詳細トレースを実行する場合、GTFIMIN および GTFIMAX、あるいは GTFAMIN および GTFAMAX オプションを使用して開始ポイントと終了ポイントを指定します。
各トレース・ポイントでの 16 の汎用レジスタの内容が必要な場合、REG オプションと他のオプションを一緒に指定することもできます。これにより、トレース・ファイルのサイズが 3 倍に増加し、読み取りが少し難しくなるため、本当に必要な場合のみこのオプションを使用してください。レジスタの内容は、トレース操作前と同様に表示されるため、REG オプションと次のオプションを一緒に使用する方法が最も有用です。
指定したトレース・オプションに関係なく、プログラムの割り込みが行われると、トレース・ファイルには必ず割り込みの原因となった命令の追加行が含まれます。これらの行はプログラム・ステータス語 (PSW) を表示し、PSW には最初の語の下位バイトの割り込みコードとレジスタが含まれます。