CodeWatch を使用するために、必ずしもすべてのソース モジュールをデバッグ モードでコンパイルする必要はありません。デバッグするモジュールだけをデバッグ モードでコンパイルすれば済みます。
複数のモジュールを含むプログラムをデバッグする際に、メイン プログラムがデバッグ モードでコンパイルされている場合、初期環境は常にメイン プログラム モジュールになります。
メイン プログラムがデバッグ モードでコンパイルされていない場合は、初期環境はリンク ステップで指定された最初のデバッグ モジュールになります。
COBOL プログラム amort.cob は、複数のモジュールを含むプログラムの例です。サブプログラム MPCALC だけをデバッグするためには、mpcalc.cob のみデバッグ モードでコンパイルする必要があります。これを行うには、次のコマンド シーケンスを使用します。
$ lpicobol amort.cob $ lpicobol mpcalc.cob -deb $ ldcobol amort.o mpcalc.o -o amort $ cwcmd amort
このコマンド シーケンスのドル記号 ($) はシステム プロンプトです。
デバッガーが起動され、MPCALC が初期評価環境になります。