.NET Core の既知の問題点および制約事項

以下のセクションでは、.NET Core で使用するアプリケーションを Enterprise Developer を使用して作成する際の制限事項について説明します。

.NET Core のバージョン

Enterprise Developer では、.NET Core バージョン 2.1 および 2.2 で使用する COBOL アプリケーションを作成してディプロイできます。

COBOL 言語

.NET Core にディプロイする COBOL アプリケーションには、次の機能を含めることはできません。

  • ACUCOBOL-GT ファイル処理
  • CBL_THREAD_KILL ライブラリ ルーチン
  • ILVERIFY(CHECK) コンパイラ指令オプション
  • JSON PARSE 文
  • ネイティブ COBOL の相互運用性
  • SQL データベース アクセス
  • 2 番目のスレッドの STOP RUN 文
  • XML I/O 構文拡張

COBOL ランタイム構成

.NET Core にディプロイされるアプリケーションのランタイム動作をアプリケーション構成ファイルを使用して構成する必要がある場合は、.NET Framework コンソール アプリケーション用の .exe.config ファイルではなく .dll.config ファイルを使用する必要があります。

オペレーティング システム

次の表に、Enterprise Developer を使用してパブリッシュした .NET Core 向け COBOL アプリケーションをディプロイできるオペレーティング システムのバージョンとアーキテクチャを示します。

オペレーティング システム バージョン アーキテクチャ ランタイム識別子 (RID)
Red Hat Enterprise Linux 7 x64 rhel.7.4-x64
SUSE Enterprise Linux 12 SP2 以上 x64 sles.12.3-x64
Windows 10 クライアント バージョン 1607 以上 x64 win7-x64
x86 win7-x86
Windows クライアント 7 SP1 以上

8.1

x64 win10-x64
x86 win10-x86
Windows サーバー 2008 R2 SP1 以上 x64 win7-x64
x86 win7-x86
注:

次のオペレーティング システムは .NET Core でサポートされていますが、COBOL アプリケーションのディプロイには使用できません。

  • MacOS
  • Docker で実行されている Windows および Linux コンテナー