アプリケーションの実行

本番環境として CICS 環境をセットアップした場合、次は PCT エントリを作成して、プログラムの名前を CICS トランザクション ID に関連付ける作業になります。しかしこの例では、Micro Focus の一般的なプログラム実行 CRUN を使用します。これはテストに便利で、CICS テーブルの変更することなく、要求ベースでのプログラム実行を可能にします。
  1. 端末エミュレータを起動して、画面をクリアします。なお端末エミュレータは必要に応じて、以前設定したリスナー ポートと通信するように設定し、さらに Enterprise Server Administration の [Home] ページでサーバーの [Communications Processes] セルから見つかる正しい IP アドレスに接続するように設定します。
  2. CRUN progname を入力します。ここで、progname はプログラムの名前です。これにより、CICS の SPOOLOPEN, SPOOLWRITE コマンドおよび SPOOLCLOSE コマンドを使用して JCL をサブミットする、CICS アプリケーションが呼び出されます。提供されている例題プログラムを使用した場合、出力画面には Test run OK というメッセージが表示されます。また、スプール サービスの呼び出し時に、次のようなメッセージが出力コンソールに送信されます。
    Spool service created, region SSTMDEMO, process-id = 8180 10:11:12
  3. ご使用のリージョンの Enterprise Server Administration 画面を表示している場合は、[Control] をクリックし、[ES Monitor & Control] をクリックすることで、スプール出力を確認できます。次に、左側の列の [Resources] リストから [JES] を選択し、[Spool] をクリックします。