サーバーの構成

MFBSIEMX モジュールは、イベント マネージャー ユーザー出口として定義する必要があります。また、MFBSI_DIR 変数は、次のような [Configuration Information] フィールドに表示されているものと同様に指定する必要があります。

詳細は次のとおりです。

MFBSIJCL コンポーネントからエンタープライズ サーバーにジョブをサブミットするには、MFBSI_DIR 環境変数で同じフォルダーを設定する必要があります。

特定のエンタープライズ サーバー リージョンの MFBSI_DIR を指定する方法は 2 つあります。

MFBSI_DIR を指定する方法の例を次に示します。

重要:
  • Enterprise Server の管理者ユーザーと MFBSIJCL を実行するユーザー権限に MFBSI_DIR の場所への書き込みアクセス権限があることを確認してください。
  • MFBSI_DIR では、空白文字を含む長いフォルダー名もサポートされます。ただし、Micro Focus ではこの方法はお奨めしません。

MFBSIJCL のデフォルトの設定を使用して、リージョン名を MFBSI_DIR の一部として指定することをお奨めします。

MFBSI_DIR をエンタープライズ サーバー リージョンと同じ名前のフォルダーで終わるパスに設定し、MFBSIJCL のデフォルトの設定を使用するには、以下を実行します。

set MFBSI_DIR=x:\MF\…\MFBSI\ESRegionName

MFBSI_DIR を任意のフォルダーに設定するには、以下を実行します。

  1. MFBSIJCL コマンド ラインでリージョン名を指定するには、以下を実行します。
    set MFBSI_DIR=x:\MF\...\MYDIR
    mfbsijcl ...  REGION=ESRegionName
  2. デフォルトの mfbsi.cfg ファイルでリージョン名を指定するには、以下を実行します。
    1. mfbsi.cfg に次の行が含まれていることを確認します。
      REGION=ESRegionName
    2. MFBSI_DIRmfbsi.cfg の場所に設定します。
      set MFBSI_DIR=x:\MF\...\MYDIR
  3. カスタム構成ファイル (x:\MF\...\MFBSICFG\ にある custom.cfg) でリージョン名を指定するには、以下を実行します。
    1. custom.cfg に次の行が含まれていることを確認します。
      REGION=ESRegionName
    2. MFBSI_DIR を次のように設定します。
      set MFBSI_DIR=x:\MF\...\MYDIR
    3. MFBSIJCL を実行するときに、次のようにカスタム構成ファイルを指定します。
      mfbsijcl ... CFG=x:\MF\...\MFBSICFG\custom.cfg

      CFG パラメーターを指定しない場合は次のとおりです。

      mfbsijcl ...
      export MFBSI_CFG=x:\MF\...\MFBSICFG\custom.cfg

リージョン構成でこれらの設定を行ったら、サーバーを再起動し、コンソール ログに CASAM3006I/CASAM3001I メッセージがないかチェックして、MFBSIEMX の正常な初期化を確認します。ログ エントリは次のようになります。

CASAM3006I Event Filter for (mfbsiemx) has been enabled. Filter string: "1:1,3&3:*&4:1,2"
CASAM3001I Event Manager exit enabled (mfbsiemx)

サーバーの初期化では、ESRegionName.Started というファイルが MFBSI_DIR の場所に作成されます。サーバーがシャットダウンすると、このファイルは EESRegionName.Shutdown というファイルに置き換えられます (ESRegionName は、使用しているリージョンの名前)。

サブミットされたジョブを再開するには、エンタープライズ サーバー インスタンスで追加の構成設定が必要です。「ジョブ再開」を参照してください。