IDE でのシグナル処理設定

本ページに記載のシグナルの詳細については、オペレーティング システムのドキュメントを参照してください。

同等のチューナー:signal_regime

それぞれのシグナルについて、次の設定を指定できます。

[Use signal if required]
すべてのシグナルに対するデフォルトです。デフォルトでは、ランタイム システムは、オペレーティング システムのデフォルトのアクションを終了させるようなシグナルすべてに対し、シグナル ハンドラーを設定します。ランタイム システムは、終了する前にこれらのシグナルを受け取って対処します (たとえば、ファイルが破損されないように、開いているファイルを閉じるなど)。
[Use signal if no handler is set]
COBOL システムを起動する前にサード パーティ ソフトウェアを起動してシグナル sig を設定する場合に役立ちます。このチューナーがこのシグナルに対して設定されていない場合には、ランタイム システムはサード パーティ ソフトウェアのハンドラーを自身のハンドラーよりも優先します。その結果、ランタイム システム エラー COBRT115 (「予期しないシグナル」) の生成など、予期しない動作が発生します。

ハンドラーがポストされると、そのシグナルに対するハンドラーは、ランタイム システムでポストされません。そのため、このシグナルに関するランタイム システムの機能も動作しません。

[Always use signal]
ランタイム システムが起動された後にサード パーティ ソフトウェアが起動され、シグナル sig に対してハンドラーを設定した場合に限り、この設定を使用します。この値を設定すると、オペレーティング システムのデフォルトのアクションを終了させるようなシグナルがかなり妨害されます。つまり、呼び出されたランタイム システムと、このシグナルのハンドラーを設定しているサード パーティのソフトウェア間でこのようなシグナルが受信されると、オペレーティング システムのデフォルトのアクションが実行され、プロセスは、ランタイム システムで対処できないまま、終了します。これにより、ファイルが破損するなどの障害が発生することがあります。

このシグナルに関するランタイム システムの機能はどれも動作しません。