PLITEST サブルーチン

目的

PL/I デバッガーをデバッグ対象プログラムのセット ポイントにアタッチします。

構文

CALL PLITEST(plitest_commands, plitest_debugger);

パラメーター

plitest_commands
デバッグの開始位置を設定する 1 つ以上のコマンドのリスト。通常、これには、現在の環境ブロック (ENV <block>;) の設定、ブレークポイント (BR <line#>;) の設定、およびそのブレークポイント (C;) までの実行の継続が含まれます。
plitest_debugger
呼び出される CodeWatch デバッガーのタイプを表す数値。
  • 0 = コマンド ライン版の CodeWatch を使用
  • 1 = GUI 版の CodeWatch を使用

説明

PLITEST は、ユーザー プログラムから呼び出される API で、デバッガーを起動してユーザー プログラムにアタッチし、デバッガーに一連のコマンドを実行させてからユーザーに制御を渡します。通常、PLITEST の呼び出しはユーザー アプリケーションに挿入され、デバッグは、そのアプリケーションにおける実行フロー内の特定のポイントで開始されます。

PLITEST を使用すると、CICS 下で動作する PL/I プログラムをデバッグできますが、これは -optexec オプションの plitest パラメーターを使用しても実行できます。詳細については、「コンパイラ オプション」および「CICS 環境での PL/I プログラムのデバッグ」を参照してください。

これらの例では、コンパイル時に -bigendian オプションを使用することを想定した PLITEST の使用法を示します。

例 1:

DCL Debug_Commands  char(1024) varying 
    init('SHLIB MAINP.dll;ENV MAINP;BR TESTLAB;c');
DCL Display_Address char(100) varying init('');
DCL PLITEST_Flags   fixed bin(31) init(1);
CALL PLITEST(Debug_Commands, Display_Address, PLITEST_FLAGS);

例 2:

call plitest('env MAINP;br START_DEBUG;c',"MYDISPLAY", 3);

制約事項

ユーザー プログラムを UNIX/Linux サーバーで実行しながら GUI 版の CodeWatch を Windows マシンで表示する場合は、Micro Focus ViewNow などの X Window サーバーが必要です。