PostgreSQL のリージョン データベースおよびリージョン間データベースの構成ファイルの更新

重要: この機能は、早期採用者製品 (Early Adopter Product; EAP) リリース ステータスで提供されます。今後も追加機能の開発が続けられ、パッチ アップデートおよび将来のリリースによって追加のインターフェイスが提供されます。詳細については、Micro Focus SupportLine までお問い合わせください。

ここでは、構成ファイルを作成または更新して、1 つ以上のリージョン データベースと 1 つのリージョン間データベースのエントリを追加する手順を示します。

  1. データベース構成ファイル (MFDBFH.cfg) がまだない場合は、テキスト エディターで単純なテキスト ファイルを作成して MFDBFH.cfg という名前を付けます。構成ファイルがすでにある場合は、手順 3 に進みます。
  2. ベース要素をコーディングします。
    <datastores>
    </datastores>
  3. 接続する各データベース サーバー インスタンスの <server> 要素を追加します。各 <server> 要素には 3 つの属性が含まれます。
    注: 編集中の構成ファイルに必要なサーバー インスタンスのエントリがすでに含まれている場合は、手順 5 に進みます。
    • name - インスタンスの名前。
      ヒント: localhost:<port> のエントリは、ファイルの処理時にデフォルトでマシン名になります。
      注: 環境変数をデータ ソースの名前として使用する場合は、環境で変数を設定してから、次の構文を使用します。
      <server name=$(env-name) type="postgresql" access="odbc"/>
    • type - データベースの種類。PostgreSQL データベースの場合は次のようになります。 postgresql
    • access - データベース接続のプロトコルの種類。現在は odbc のみがサポートされています。

    たとえば、デフォルトのポートでのローカル PostgreSQL 接続の場合は次のようになります。

    <datastores>
       <server name="localhost:5432" type="postgresql" access="odbc">
       </server>
    </datastores>
  4. 最初に、postgres データベースへの参照を作成する必要があります。
    注: すでにデータベース サーバー インスタンスの <server> 要素が存在している場合は、この参照はすでに存在しているはずです。
    <datastores>
       <server name="localhost:5432" type="postgresql" access="odbc">
          <dsn name=<data-source> type="database" dbname="postgres" userid=<user> password=<pass>/>
       </server>
    </datastores>
  5. 次に、各リージョン データベースおよびリージョン間データベースの <dsn> 要素を追加する必要があります。各 <dsn> 要素に含まれる属性は次のとおりです。
    • name - データ ソースの名前。
    • type - データベースの種類。リージョン データベースの場合は type="region.cas"、リージョン間データベースの場合は type="crossregion.cas" です。
    • region - エンタープライズ サーバー リージョンの名前。この属性はリージョン データベースにのみ適用されます。
    • feature - データベースに格納されているエンタープライズ サーバー リージョンの機能。この属性はリージョン データベースにのみ適用されます。有効なオプションのリストについては、「データベースの種類」の表を参照してください。
    • userid password - データベースへのアクセスに使用される有効な資格情報のセット。
    <datastores>
       <server name="localhost:5432" type="postgresql" access="odbc">
          <dsn name=<data-source> type="database" dbname="postgres" userid=<user> password=<pass>/>
          <dsn name=<data-source> type="region.cas" region=<region-name> feature=<options> userid=<user> password=<pass>/>
          <dsn name=<data-source> type="crossregion.cas" userid=<user> password=<pass>/>
       </server>
    </datastores>
  6. 構成ファイルを保存します。名前が MFDBFH.cfg になっていることを確認してください。

MFDBFH.cfg の例

次の構成ファイルには、データストア、リージョン データベース、およびリージョン間データベースが含まれています。

<datastores>
   <server name="localhost:5432" type="postgresql" access="odbc">
      <dsn name="PG.POSTGRES" type="database" dbname="postgres" userid="clerk" password="clerk321"/>
      <dsn name="PG.VSAM" type="datastore" dsname="VSAM" optio="none" userid="clerk" password="clerk321"/>
      <dsn name="PG.ESDEMO" type="region.cas" region="PGDEMO" feature="all" userid="clerk" password="clerk321"/>
      <dsn name="PG.CROSSREGION" type="crossregion.cas" userid="clerk" password="clerk321"/>
   </server>
</datastores>

次に、これらのリージョン データベースおよびリージョン間データベースを使用するようにエンタープライズ サーバー リージョンを構成する必要があります。