コード内の選択行からのコピーブックの作成

エディターにおいて、COBOL プログラムまたはコピーブック内の複数行を選択し、新しいコピーブックファイルに移動できます。それらの選択行は、元のプログラム内で、新しいコピーブックを参照する COPY 文に置き換えられます。

エディター内で選択した行からコピーブックを作成する手順は、次のとおりです。

エディターで、コピーブックに移動するコード行を選択します。
選択範囲を右クリックし、[Extract to Copybook] をクリックします。 [Save As] ダイアログボックスが開き、コピーブックの作成を指示するメッセージが表示されます。デフォルトでは、これにより、選択元となったプログラムが格納されているディレクトリ内にファイルが作成されます。
コピーブックのファイル名および場所を指定し、[Save] をクリックします。指定した場所にコピーブックファイルが作成されます。このファイルには、エディターでの選択範囲の全コード行が含まれています。
エディターにおいて、選択したコードは、新しいコピーブックを参照する COPY 文に置き換えられ、拡張コピーブックビューに表示されます。この文の大/小文字は、[Tools > Options > Text Editor > Micro Focus COBOL] の [Formatting] ページで定義されたとおりになります。

注: COPY 文の構文は、ソースコードの COBOL 方言によって自動的に決まります。たとえば、OS/VS の場合は COPY COPYBOOKNAME、Micro Focus または ACU COBOL の場合は copy copybookname.cpy になります。

また、デフォルト以外のディレクトリにコピーブックを保存することを選択した場合は、プロジェクトのプロパティの [Copybooks] タブにあるコピーブック保存場所リストに、そのディレクトリが追加されます。

注: Visual Studio 2015 以降では、コード内で選択を行う際に、選択したコードをコピーブックに抽出できるようクイックアクション (および電球機能) が表示されます。「COBOL での電球の使用」を参照してください。