アセンブラー リンカーは、リンカーのコマンド ラインとオプションのリンカー入力ファイル (拡張子 .lin) の両方からコマンドを受け取ります。.lin ファイルに含まれているコマンドは、実行可能ファイルにインクルードする内容と実行可能プログラム出力ファイルのファイル名およびその他のプロパティをリンカーに指示します。デフォルトでは、アセンブラー リンカー入力ファイルはアセンブラーの .obj ファイルと同じディレクトリにあります。リンカーは最初に .lin を探し、見つかった場合は .obj ファイルよりも先に処理します。
// INCLUDE TEST2.OBJ // INCLUDE TEST3.OBJ // INCLUDE TEST4.OBJ
生成される .390 実行可能モジュールには、4 つのアセンブラー モジュールがリンクされます。
// INCLUDE TEST2.OBJ // INCLUDE TEST3.OBJ,TYPE=CBL
この例では、TEST3 は COBOL モジュールの外部シンボルです。この場合、リンカーは test.obj を探す代わりに、小さいスタブ アセンブラー モジュールを生成します。これにより、アセンブラー モジュールから TEST3 エントリ ポイントに分岐したときに、制御の移行によって COBOL TEST3 モジュールに制御が切り替わるようになります。