プラットフォーム呼び出しとネイティブ COBOL の呼び出し

プラットフォーム呼び出しは、ダイナミック リンク ライブラリ (.dll) で実装されたアンマネージ関数を、マネージ コードから呼び出し可能にする .NET の機能の 1 つです。

プラットフォーム呼び出しの詳細については、Visual Studio のヘルプの「アンマネージ コードの使用」を参照してください。

プラットフォーム呼び出しは、API 呼び出しに似ています。マネージ COBOL コードから COBOL CALL 文を使用して、.dll としてビルドされたネイティブ COBOL コードを呼び出すことができます。

既存の COBOL プログラムをマネージ コードから呼び出す前に、呼び出すエントリ ポイントを持つネイティブ .dll として、その COBOL プログラムをコンパイルします。コンパイルで生成された .dll を、.NET プロジェクトに参照として追加します。

.NET プロジェクトでマネージ COBOL プログラムを作成し、CALL 文を使用して .dll 内の関数を呼び出します。CALL 文がネイティブ .dll 内のエントリに合致している場合、プラットフォーム呼び出しが生成されます。

プラットフォーム呼び出しによるネイティブ COBOL の呼び出し

  1. ネイティブ COBOL を、コードへの必要なエントリ ポイントを含む .dll としてパッケージ化します。
  2. その .dll と、COBOL のランタイム システム サポートを、COBOL プロジェクトに参照として追加します。次の手順に従います。
    1. 右側のソリューション ビューで [参照] を右クリックします。
    2. [参照の追加] をクリックします。
    3. MicroFocus.COBOL.Runtime を参照して選択します。
    4. [プロジェクト] タブで、作成した .dll を参照して選択します。
  3. 標準の COBOL CALL 文を使用して、その .dll を呼び出す .NET COBOLを記述します。次に例を示します。
    CALL myNativeLibrary USING myParams
  4. これで、COBOL 以外のマネージ コードから上のマネージ COBOL を呼び出し、上のマネージ COBOL からネイティブ COBOL .dll を呼び出すことができます。