ILREF

この指令により、現在のコンパイル単位の対象外である拡張メソッドと拡張演算子の定義を使用できるようになります。
制限事項:この指令はマネージ COBOL でのみサポートされています。

構文:

>>-----.---ILREF--"parameter"---.--><
       +-NOILREF----------------+

パラメーター:

.class filename
必要な拡張メソッドおよび拡張演算子を含む .class ファイル

プロパティ:

省略値: NOILREF
IDE での相当機能: プロジェクトの References フォルダーに参照を追加する
$SET: 初期

例:

次に、class2.class ファイルで定義されたクラスをロードするコマンド ラインの例を示します。
注:パスと拡張子は classpath を使用して解決されるため、指定する必要はありません。通常のクラスのロードと同様に、class2.class で定義されるクラスの名前とパッケージはクラス ファイルの名前およびディレクトリと同じである必要はありません。

Windows の場合:

cobol class1.cbl jvmgen ilref(class2);

UNIX の場合:

cob class1.cbl -C jvmgen -C ilref(class2)

説明:

必要なクラスが .jar ファイル内にある場合は、.jar ファイルが classpath に存在しているか、そのファイルを JVMCLASSPATH コンパイラ指令で指定する必要があります。次に例を示します。

Windows の場合:

cobol -j class1.cbl jvmclasspath(myclasses.jar) ilref(class2.class);

UNIX の場合:

cob -j class1.cbl -C jvmclasspath(myclasses.jar -C ilref(class2.class)