ファイル状態コードとしての戻りコードの解釈

次のルーチンをご覧ください。

• CBL_CHECK_FILE_EXIST
• CBL_COPY_FILE
• CBL_CREATE_FILE
• CBL_DELETE_FILE
• CBL_OPEN_FILE
• CBL_READ_FILE
• CBL_RENAME_FILE
• CBL_WRITE_FILE
• CBL_CHANGE_DIR
• CBL_CREATE_DIR
• CBL_DELETE_DIR
• CBL_READ_DIR

これらのルーチンが失敗した場合は、RETURN-CODE レジスタに失敗を示すファイル状態値が含まれます。このファイル状態は、常に標準の ANSI'74 ファイル状態値です。エラーに対応する ANSI'74 ファイル状態が定義されていない場合は、拡張ファイル状態が返されます (9/nnn。この nnn はランタイム システム エラー番号です)。

そのため、RETURNING 句ではなく RETURN-CODE 句を使用する必要があります。上記のルーチンのいずれかを呼び出した後に RETURN-CODE がゼロ以外である場合は、ファイル状態として処理する必要があります。たとえば、次のようになります。

 01 file-status      pic xx comp-x. 
 01 redefines file-status. 
     03 fs-byte-1  pic x. 
     03 fs-byte-2  cblt-x1-compx 
   . . . 
     call "CBL_xxx_xxx" using parameters 
     if return-code not = 0 
        move return-code to file-status 
           . . .

この時点で　fs-byte-1 には 9 が含まれ、fs-byte-2 にはランタイム システム エラー番号が含まれます。