拡張ファイル状態コード

ANSI'74 または ANSI'85 のファイル状態コードを使用している場合、より具体的な拡張ファイル状態が存在すれば、ランタイム システムは拡張ファイル状態コードを返します。

拡張ファイル状態コードの形式は次のとおりです。

9/nnn

nnn は、ランタイム システム エラーに対応する数値です。たとえば、「9/029 」という拡張ファイル状態コードが返された場合、ランタイム システム エラー COBRT029(開いているファイルを削除しようとした)を調べることで、その原因についての詳細がわかります。

注:ファイル状態コードが適切に返される場合、9/nnn という形式になります (例:9/009)。

このコードが 16 進数で表示される場合、ファイル状態コードは 3232 のような数値になります。10 進数で表示される場合、このコードは 12850 という数値になります。10 進数で正しいランタイム システム エラーを判別するには、まず 10 進数値を 16 進数に変換してから、正しいエラー コードを取得する必要があります。

たとえば、ファイル状態の値が 14657 の場合、これは 10 進数値です。これを 16 進数に変換すると、3941 になります。ランタイム システムのエラー コードを調べるには、この数値の下 2 桁 (41) を 10 進数に変換する必要があります。これにより、拡張ファイル状態コードは「9/065」になり、エラー コードは COBRT065 (ファイルがロックされている) であるとわかります。