ファイアウォール構成

Directory Server および エンタープライズ サーバー インスタンスを実行しているマシン上にアクティブなファイアウォールがある場合に、リモート クライアントからそれらのインスタンスに接続できるようにするには、使用するポートへのアクセスがファイアウォールで許可されていることを確認する必要があります。

たとえば、デフォルトではポート 86 を使用するように Directory Server が構成されます。TCP および UDP がこのポートにアクセスできるようにファイアウォールを構成する必要があります。同様に、デフォルトの エンタープライズ サーバー インスタンス (ESDEMO) には、ポート 9003 を使用する Web サービスおよび J2EE リスナーがあります。リモート クライアントがこのリスナーに要求を送信するには、ファイアウォールでこのポートへのアクセスを許可する必要があります。

リモート ユーザーがファイアウォールを介して Enterprise Server 機能にアクセスするようにしたい場合は、固定ポート値を使用して、これらのポート値によってアクセスを制御できるようにします。

注: Windows XP は公式にはサポートされていません。Microsoft Windows XP を使用していて、Service Pack 2 がインストールされている場合は、ファイアウォールの制約事項により、特定の Enterprise Server Administration ページを表示できない可能性があります。この問題を回避するには、使用しているポート (たとえば、Enterprise Server Administration ホーム ページの場合は 86、デフォルトのエンタープライズ サーバー ESDEMO の場合は 9003) へのアクセスを有効にする必要があります。これを行うには、Windows セキュリティ センターを使用します。