システム ハング

エンタープライズ サーバーからの応答がない状態になっているのがすべてのクライアント要求なのか、あるいは 1 つのタイプの要求だけなのかを調べます。

サービス実行プロセスの数を動的に増やしてみてください。これを行うには、[Current status] 列で [Details] をクリックし、次に [Enterprise Server Details] ページの [Requested Service Execution Processes] で新しい数を指定して、[Update] をクリックします。短い遅延後に新しいプロセスがリストに表示されます。この操作の成功は、たとえ問題の外部症状がまだ存在していても、共有メモリがロックされていないこと、およびエンタープライズ サーバーが引き続きある程度正しく機能していることを意味します。

ダンプ X データセットを使用して、アクティブなサービス実行プロセス (SEP) の数をチェックしてください。次に、ディスパッチ制御ブロック (サービス実行プロセスごとに 1 つ) を調べます。すべてのサービス実行プロセスがトランザクションで現在占有されている場合、占有トランザクションが各プロセスで同じである場合、または各プロセスで最後に実行されたコマンドが同じである場合は、次の可能性について検討してください。

もう 1 つの可能性として、サーバーの共有メモリがロックされていることが考えられます。これをチェックするための最良の方法は、ダンプ X データセット内の最後のトレース エントリの日時をダンプの日時と比較することです。2 つの時間の間のギャップが大きいほど、共有メモリがロックされている可能性は高くなります。共有メモリがロックされていない場合は、サーバーが何を待っているのかを確認してみてください。共有メモリがロックされている場合は、どのプロセスが共有メモリをこの状態のままにしたのかを確認してみてください。

また、別の原因として、アプリケーションやエンタープライズ サーバーの問題によるエラーではなく、オペレーティング システムのプロセス制限数を超えてエンタープライズ サーバーのプロセスを実行しようとしたことが考えられます。詳細については、「プロセス制限」セクションを参照してください。