JCL のサービス実行プロセス (SEP)

JCL ジョブを実行するには、2 種類の特殊なサービス実行プロセス (SEP;service execution process) が必要です。必要な SEP は以下のとおりです。

どちらのタイプの SEP にもクラス プロパティがあります。バッチ イニシエーター SEP でジョブを実行するためには、JCL ジョブストリームの JOB CLASS がバッチ イニシエーター SEP のクラスと一致している必要があります。バッチ プリンター SEP で出力を印刷するためには、MSGCLASS または SYSOUT クラスがバッチ プリンター SEP のクラスと一致している必要があります。

永続的なバッチ イニシエーター SEP およびバッチ プリンター SEP を定義するか、セッションの終了までに限り存在する SEP をセッション中に作成できます。

バッチ プリンター SEP を定義する際にはプリンター出口モジュールを指定できます。プリンター出口モジュールを使用すると、出力データを印刷する前に追加の書式設定を実行できます。詳細については、『MTO Developer's Guide』の「JCL サポート」の章にある「プリンター出口モジュール」のセクションを参照してください (このマニュアルがある場合)。

ネットワークを介してアクセスするプリンターを使用するバッチ プリンター SEP を作成する場合は、エンタープライズ サーバーをコマンド ラインまたは IDE から起動する必要があります。ES Admin から起動すると、システム サービスとして実行されるため、マシン上で定義されたネットワーク プリンターを使用できなくなります。