JCL ジョブの実行

Fileshare サーバー server1 およびエンタープライズ サーバー FSDEMO をどちらも実行しているため、簡単な JCL ジョブストリームを実行して、新しいデータ セットが正しく作成され、すべてが機能していることを確認します。

1. fsdir ディレクトリに iefbr14.jcl ファイルを作成します。
2. そのファイルをテキスト エディターで開き、次のコードをコピーします。

   //DMFBR14  JOB 'DMFBR14',CLASS=A,MSGCLASS=A
   //STEP1    EXEC PGM=IEFBR14
   //SYSOUT   DD SYSOUT=*
   //SYSPRINT DD SYSOUT=*
   //DD1      DD DSN='DMF.TEST.DSN',DISP=(MOD,DELETE)
   //DD2      DD DSN='DMF.TEST.DSN2',DISP=(MOD,DELETE)
   //*

3. casstart コマンドを使用して FSDEMO を起動したため、Enterprise Developer コマンド ラインから JCL をサブミットできます。fsdir ディレクトリで、次のように入力します。

   Windows：

   cassub /rFSDEMO /jc:\fsdir\iefbr14.jcl

   UNIX：

   cassub -rFSDEMO -j/fsdir/iefbr14.jcl

   ES Admin から FSDEMO を起動した場合は、ESMAC の [JES Control] ページを使用して JCL をサブミットする必要があります。

   ジョブが解析され、バッチ イニシエーターによる実行を待機します。

4. ES Admin で、FSDEMO の [Current Status] 列の [Details] をクリックし、[ES Monitor and Control] をクリックします。
5. [Resources] リストで [JES] が選択された状態で、[Control] をクリックして [JES Control] ページを表示します。
6. [Classes] フィールドに「A」と入力し、[Start] をクリックして、クラス A のイニシエーターを起動します。

   JCL ジョブが実行されます。

7. [Spool] をクリックして [JES Spool] ページを表示し、[Output] ラジオ ボタンをクリックします。次のような内容が表示されます。

   
   
   

8. [DMFBR14] のチェック ボックスを選択し、[Display] をクリックして、次のように DMFBR14 ジョブストリームの詳細を表示します。

   
   
   

9. SYSLOG の横にある [Details] をクリックします。

   次のような内容が表示されます。[Physical File] フィールドが Fileshare サーバー名で修飾されていることに注意してください。

   
   
   

10. [Display] をクリックします。

    次に示す joblog が表示されます。PC ファイル名が解決されて、Fileshare サーバー名($$SERVER1) で修飾されました。

    
    
    

11. [Back] をクリックし、[Catalog] をクリックして、[JES Catalog] ページを表示します。新しく作成されたデータ セット DMF.TEST.DSN のエントリの右側にある [DCB] をクリックします。

    カタログ エントリの詳細が表示されます。

    
    
    

これで、すべての内容の構成および機能が検証されました。