「デフォルト」および「クラスごと」のタイムアウト値の設定

次に示すサンプル ジョブストリームを使用して、ジョブが自動的にキャンセルされるまでの実際の秒数の計算に使用される設定を表示または変更、あるいはその両方を実行できます。このコードの内容は次のとおりです。

• 最初のステップの LIST01 で、現在の設定が一覧表示されます。これらは SYSPRINT DD に書き込まれ、ESMAC のジョブの Output Hold キュー エントリで確認できます。
• 2 つ目のステップの STEP10 で、クラス A、B、C、および D の乗数が設定され、デフォルト設定が 10 に設定されます。乗数の値は 4 桁で、0001 から 9999 の範囲になります。

//SETMULT JOB 'SETMULT',CLASS=A,MSGCLASS=X,NOTIFY=MFIDMF
//*
//* List out all the values contained in jesinfo.dat
//* 
//LIST01 EXEC PGM=MVSP0036,PARM='LIST'
//SYSOUT DD SYSOUT=*
//SYSPRINT DD SYSOUT=*,HOLD=Y
//SYSIN DD *
/*
//*
//* Set the values in jesinfo.dat for TIME= multipliers
//* as a default and on a class by class basis.
//* The multipliers are used in an attempt to equate CPU Seconds
//* to "real" seconds.
//*
//STEP10 EXEC PGM=MVSP0036,PARM='JESMULTIPLIER'
//SYSOUT DD SYSOUT=*
//SYSPRINT DD SYSOUT=*,HOLD=Y
//SYSIN DD *
DEFAULT(0010)
A(0009)
B(0004)
C(0002)
D(0100)
/*

次のことに注意してください。

• JESINFO.DAT ファイルは手動で編集しないでください。内容を更新する場合は MVSP0036 ユーティリティを使用します。
• JESINFO.DAT はカタログ ファイル (通常は catalog.dat) と同じ場所にあります。
• JESINFO.DAT の設定は Enterprise Server リージョンごとに設定します。これらの設定は複数のサーバーで共有しないでください。