802.2 DLC 接続の場合、次の表で詳しく説明する情報をメインフレームのシステム管理者から取得する必要があります。この表には、情報を必要とする構成タスクおよびサンプル値が項目ごとに示されています。必要なローカル情報の詳細については、各タスクを参照してください。
| VTAM システム管理者からのパラメーター | タスクおよびサンプル値 | 説明 |
|---|---|---|
| リモート ネットワーク名 (NETID) | ローカル サーバーの構成： HSTNET1 | VTAM ドメインのネットワーク名。この VTAM ドメインを構成するすべてのリソースは、この VTAM ドメイン内にあります。 |
| ローカル サーバーに割り当てられるローカル制御ポイント (CP) 名 | ローカル サーバーの構成： MCOPU020 | ローカル サーバー用にメインフレーム管理者が作成する一意の PU 識別子。このマシンの VTAM PU 定義で指定します。つまり、CP 名は PU 識別子と一致します。 |
| リモート ネットワーク アドレス | 接続アドレスの構成： 400000004044 | リモート ホスト システムのネットワーク コントローラーの 12 桁の 16 進数ネットワーク アドレス。 |
| リモート制御ポイント (CP) 名 (SSCPNAME とも呼ばれる) | システム ID の構成： HSTMVS | リモート システムの名前 |
| ホスト システムで使用される XID フォーマット | システム ID の構成： 3 (デフォルト) | XID フォーマットは 0 または 3 のいずれかになります。APPC の場合、通常、フォーマット 3 が使用されます (個別の APPC LU に使用すること)。比較的古いフォーマット 0 は、多くの場合、3270 デバイスに使用されます。 |
| リモート ノード ID | システム ID の構成：なし | SNA ネットワークでのホスト システムの識別に使用される 8 桁の 16 進数の数字。メインフレームのシステム管理者は、この数字を使用する必要があるかどうかをアドバイスします。 |
| ローカル ノード ID | システム ID の構成： 05D,22222 | SNA ネットワークでのローカル システムの識別に使用される 8 桁の 16 進数の数字。最初の 3 桁は IDBLK、後の 5 桁は IDNUM です。これらの数字は、ホスト システムで定義する、このマシンの VTAM PU 定義の IDBLK および IDNUM フィールドと一致する必要があります。 |
| 基本伝送単位 (BTU) の最大長 (I フレームとも呼ばれる) | 802.2 DLC プロパティの構成： 1493 | 1 つのデータ リンク制御フレームで伝送可能なバイト数。これを計算するには、このマシンの PU 定義の MAXDATA パラメーターから 9 を引きます (BTU の最大長 = MAXDATA - 9)。これが最大値です。使用される実際の値は、両方のパートナーに受け入れられるこの数字よりも低い最高値に対して交渉されます。 |
| PU 定義に対する個別 LU のリスト | ローカル APPC LU の構成： MCOLU021 | これらの LU は、APPC の場合に必要であり、VTAM の PU に定義される LU のリストで定義されます。PU ごとに個別の LU を複数使用できます。PU のすべての個別 LU では、VTAM の PU 定義で LOCADDR がゼロに設定されます。 |
| ターゲット LU 名 | リモート LU の構成： HSTCICS1 | これは、リモート システムに存在する LU 定義と一致する必要があります。この場合は、ホスト システムの VTAM APPLID 定義になります。ホスト CICS システムと通信する場合、これはホスト CICS 環境の APPLID になります。 |
| 関連付けられた LU 番号付き端末として VTAM 定義に定義される従属 LU のリスト | 3270 アプレットの 3270 LU の構成：
|
これらの LU は、ホストに対する端末に使用されます。APPC には必要ありませんが、ホスト CICS 構成の場合に特に役立ちます。これらは、VTAM の PU 定義にあります。LU 番号は、この指定の LU に対して関連付けられた LOCADDR 番号と一致する必要があります。 |
| 接続のセッション制限を定義するモード テーブル | リモート LU の構成： #INTER | ホストとのセッション制限の交渉に使用されます。通常、ホストはデフォルトのモード #INTER を使用します。#INTER が適切ではない場合、別のモードを定義して使用できます。別のモードを定義する必要がある場合、必要なパラメーターを VTAM システム管理者が指定できる必要があります。詳細については、『Host Integration Server 2006 Help』を参照してください。 |