クライアント証明書

Web ブラウザーにインストールされている証明書を見ると、[個人] および [ほかの人] のリストは空またはほぼ空で、[中間証明機関] および [保護されたルート証明機関] のリストには多くのエントリがあることがわかります (Internet Explorer の用語を使用していますが、どの Web ブラウザーでも同じ状態になります)。

これは一般的な状態です。通常の Web ユーザーの場合、自分自身の証明書は基本的に必要ありません。オンライン銀行やオンライン ショップなどの Web ビジネスでは、一般に、サーバーのみの認証が使用されます。[ほかの人] については、前述のようなオンライン ビジネスから送信されたサーバー証明書をインストールできますが、このようなビジネスではすべての通信セッションの最初のハンドシェイクで証明書がユーザーに送信されるため、一般的には不要です。CA (証明機関) 証明書は、このようなビジネスからユーザーに送信される証明書の検証に使用されるため、インストールがよりいっそう必要です。

クライアント/サーバーではなくピアツーピアでエンティティと通信する場合は、そのエンティティのクライアント証明書をインストールすると便利なことがあります。