暗号化および復号化

SSL が有効なソフトウェアでは、メッセージを送信する場合、メッセージを暗号化して、つまりシークレット コードで送信します。メッセージを受信したソフトウェアでは、SSL が同様に有効になっていて、使用されるシークレット コードを認識している場合、メッセージを復号化して、暗号化されていない元のメッセージに戻します。

これにより、前述の SSL のメリットの 1 つ目、つまり機密性が提供されます。傍受者や攻撃者と呼ばれる意図しない受信者がメッセージを入手したとしても、コードを知らないため、メッセージを解読できません。

メッセージを暗号化するには、キーおよびアルゴリズムが必要です。キーは数字で、アルゴリズムはこの数字をメッセージと組み合わせて暗号化されたメッセージを作成する方法です。簡単な例として、各文字をアルファベット順に後ろに 2 文字分ずらしてメッセージを暗号化する (つまり、IBM は KDO になります) 場合を考えてみましょう。この場合、「各文字をアルファベット順に後ろに n 文字分ずらす」ことがアルゴリズムであり、2 がキーとなります。

別のキーを使用すると、同じアルゴリズムを引き続き使用しながら、まったく異なるコードが得られます。たとえば、n = 1 の場合、IBM は JCN になります。