Find

使用法

指定された文字列を見つけて出力します。

コマンド構文

FIND [/IGNORE] [string]

詳細は次のとおりです。

string
一連の文字で構成される文字列。

説明

FIND コマンドは、指定された文字列を含む行をソース ファイル内から見つけ、その行を報告します。

引用符を使用して文字列を区切ることができますが、必須ではありません。文字列が指定されていない場合のデフォルト値は、前回の検索で指定された文字列になります。最初の検索で文字列が指定されていない場合は、エラー メッセージが生成されます。

デバッガーは、ソース ファイル内の現在のファイル位置から文字列の検索を開始し、その文字列が最初に見つかった行を出力します。デフォルトでは、大文字と小文字が区別されるため、「ABC」は「abc」および「Abc」と異なる文字列と見なされます。大文字と小文字の区別を無視するオプションをオンにすると、大文字と小文字が区別されないため、「ABC」は「abc」および「Abc」と同じ文字列と見なされます。

文字列が見つからない場合、現在のソース ファイルのポインターがユーザー プログラムの最後の行に配置されます。

この例では、文字列「main」が検出されます。

CodeWatch> FIND main
 108:       /* main procedure */

大文字と小文字の区別がソース ファイル内の文字列と異なる場合、文字列は検出されません。次に例を示します。

CodeWatch> FIND MAIN 
String not found: "MAIN"

次の例では、大文字と小文字を区別せずに検索が実行されます。

CodeWatch> FIND /IGNORE MAIN
 108:       /* main procedure */