Save

使用法

現在設定されているすべてのブレークポイント、監視ポイント、マクロを再設定するためのコマンドを指定されたファイルに書き込みます。

コマンド構文

SAVE [{/BREAKPOINT |/WATCH |/MACRO}…|/ALL] 
     filename

詳細は次のとおりです。

filename
ブレークポイント、監視ポイント、マクロの設定を格納するファイルを指定します。

説明

SAVE コマンドは、現在のすべてのブレークポイント、監視ポイント、マクロの設定を後のデバッグ セッションで使用するために再設定できるように、指定されたディスク ファイルにコマンドを書き込みます。ファイルは READ コマンドを使用して読み取ることができます。

オプションを指定しないか All オプションを指定した場合、すべてのブレークポイント、監視ポイント、およびマクロの設定を再現するコマンドが指定したファイルに書き込まれます。

Breakpoint オプションを指定すると、現在のすべてのブレークポイント設定に対応するブレークポイント コマンドが指定したファイルに書き込まれます。Watch オプションを指定すると、現在のすべての監視ポイント設定に対応する監視ポイント コマンドが指定したファイルに書き込まれます。Macro オプションを指定すると、現在のすべてのマクロに対応するマクロ コマンドが指定したファイルに書き込まれます。Breakpoint、Watch、および Macro は任意に組み合わせて使用できます。

SAVE コマンドは、指定されたファイルを追加ではなく作成します。ファイルがすでに存在する場合は、失敗してエラーが発行されます。詳細については、「Read」のセクションを参照してください。

この例では、2 つのデバッグ セッションを使用して SAVE コマンドのデモンストレーションを示します。最初のセッションで、マクロ、ブレークポイント、監視ポイントが dbg ファイルに保存されます。2 番目のセッションで、保存されたコマンドが dbg ファイルから読み取られます。

セッション 1:

$ cwcmd primes
CodeWatch setting up "primes". Wait...

CodeWatch> BREAKPOINT PRIMES\114 
CodeWatch> BREAKPOINT PRIMES\119
CodeWatch> BREAKPOINT PRIMES.READ_INPUT\%ENTRY [E maxv;] 
CodeWatch> BREAKPOINT PRIMES.ISPRIME\%ENTRY
CodeWatch> WATCH N /ACTION [C;] 
CodeWatch> MACRO fig = [FIND /IGNORE]
CodeWatch> MACRO info=[ LB /A;LENV;LMA /A; WHERE ] 
CodeWatch> SAVE dbg
Environment saved to file "dbg" 
CodeWatch> QUIT

セッション 2:

$ cwcmd primes
CodeWatch setting up "primes". Wait...

CodeWatch> READ dbg
**** Reading commands from "dbg" ...
CodeWatch> BREAKPOINT PRIMES\114 /SKIP=0 
CodeWatch> BREAKPOINT PRIMES\119 /SKIP=0
CodeWatch> BREAKPOINT PRIMES.READ_INPUT\%ENTRY /SKIP=0 [E maxv;]
CodeWatch> BREAKPOINT PRIMES.ISPRIME\%ENTRY /SKIP=0 
CodeWatch> WATCH N /ACTION [C;]
CodeWatch> MACRO fig = [FIND /IGNORE]
CodeWatch> MACRO info = [ LB /A;LENV;LMA /A; WHERE ] 
CodeWatch>
**** Done reading commands from "dbg"