Open PL/I を使用したサンプル CodeWatch セッション

このデバッグ セッションでは、Open PL/I でコンパイルされたプログラムのデバッグ時に CodeWatch のコマンドおよび機能を使用する方法を示します。セッションの後に、サンプル PL/I プログラムのソース リストを示してあります。このプログラムのソース ファイルは CodeWatch インストール メディアにも収録されています。

サンプル プログラム primes.pl1 は、特定の範囲内の素数の数を計算するプログラムですが、適切に機能しないことがあります。プログラムのどこかに、実際よりも多くの値が出力される原因となるバグがあります。次の出力について調べます。

*** Sieve of Eratosthenes ***

Input maximum prime boundary: 
10
Number of primes found was     6
1      2      3      5      7      11

このプログラムは、デバッガーに必要な情報を生成する -deb オプションとリスティング ファイルを生成する -l オプションを使用してコンパイルした後、Ipild を使用してリンクされています。次に例を示します。

mfpli primes.pl1 -deb -l 
ldpli primes.o -o primes

このサンプル セッションにおいて、行頭文字が付いた項目はコメント (セッションの一部ではない部分) です。システム プロンプトは $ です。ユーザーが指定するテキストは bold typewriter フォントで示してあります。明確にするために、コマンドの省略形は、前に完全な形式でスペルアウトしたコマンドに対してのみ使用しています。