はじめに

効果的なソースレベルのデバッグにより、プログラミング エラーの発見に要する時間を短縮できます。プログラムは、正常にコンパイルされた後でも、適切に動作しない場合があります。このようなプログラムは、構文上の誤りはないものの、変数値の意図しない変更、無限ループ、不正な出力、プログラムの異常終了など、予期しない結果をもたらすプログラミング エラー、つまりバグをまだ含んでいます。

デバッグとは、このようなバグを見つけ出して取り除くプロセスです。ソースレベルのデバッグでは、プログラムを実行しながらそのソース言語要素を調査し、必要に応じて変更する必要があります。

CodeWatch は、プログラム内のバグを見つけるために役立つ強力なソフトウェア開発ツールです。CodeWatch には 2 タイプが用意されています。1 つはコマンド ライン インターフェイスを使用するバージョンで、もう 1 つはグラフィカル ユーザー インターフェイスを使用するバージョンです。コマンド ライン インターフェイスのバージョンでは、キーボードからコマンドを対話的に入力できる従来の行指向のインターフェイスが提供されます。グラフィカル ユーザー インターフェイスでは、少なくとも 2 つのメイン ウィンドウ (コマンドを入力できるウィンドウおよびソース コードを表示できるウィンドウ) が提供されます。CodeWatch コマンドには、プルダウン メニューおよびダイアログ ボックスからアクセスします。

CodeWatch は、ソース言語で使用されるシンボルの観点から変数、サブルーチン、およびデータ型を追跡します。基本となるマシン言語またはアーキテクチャを考慮することなくこれらの項目を参照できます。CodeWatch を使用して、プログラムのソース テキストへのアクセス、プログラム エンティティの特定および参照、プログラムのアルゴリズムおよびロジックのエラーの検出を行うことができます。