ATAN 関数

目的

算術式の逆正接を返します。

構文

ATAN(x,[y])

パラメーター

x および y は浮動小数点値 (y はゼロ以外) か、そのような値に変換できる式です。

説明

ATAN(x) は、x の逆正接を返します。結果は -Π/2 ≤ ATAN(x) ≤ Π/2 となります。結果の単位はラジアンで、データ型は x と同じです。

ATAN(x,y) は、x/y の逆正接を返します。結果は、x/y ≥ 0 の場合は 0 ≤ ATAN(x,y) ≤ Π、x/y < 0 の場合は -Π ≤ ATAN(x,y) ≤ 0 となります。結果の単位はラジアンで、データ型は x/y と同じです。精度は x および y の最大精度です。

X = 3.14157;
Y = 2.0;
RADIANS = ATAN(X);   /* 1.26 */

または

RADIANS ATAN(X,Y);  /* 1.00 */

制約事項

浮動小数データに対する ATAN 演算は、実際は浮動バイナリ データを使用して実行されます。そのため、作用対象の範囲および結果は、浮動バイナリ データの範囲に制限されます。