ピクチャ データ

ピクチャ データは、内部的に文字列として格納される固定小数点値または文字値を表します。この文字列には、数値または文字値を表す文字が、特定の形式 (ピリオドやカンマなどの特殊な埋め込み記号で指定) で含まれます。

ピクチャ データは、文字列や数量を算術的に操作し、特殊な出力形式を使用してその値を印刷または表示する場合に最適です。

ピクチャ値は、PICTURE 属性によって宣言された、または FORMAT 文で P 形式によって取得されたデータ型を持つ任意の値です。ピクチャ文字は、PICTURE 属性および P 形式項目でピクチャ指定を構成する特殊文字です。PICTURE 属性によって宣言されたピクチャ指定の例を次に示します。

DECLARE F PICTURE '$ZZ,ZZZV.99CR';
DECLARE G PICTURE '$$$,$$$V.99-';
DECLARE H PICTURE '$**,***V.999';
DECLARE I PICTURE '----9V.999';
DECLARE J PICTURE '9999V9999S';

これらの例では、値 -1234.56 を各変数に代入すると、結果のピクチャ値は次のようになります。

code

繰り返し係数は、同じピクチャ文字のシーケンスに使用できます。たとえば、次の J の宣言は上記の J の宣言と同等です。

DECLARE J PICTURE '(4)9V(4)9S';