DIMENSION

省略形:DIM

DIMENSION は、宣言された名前が配列であることを指定し、その次元の数および範囲を定義する属性です。形式は次のとおりです。

DIMENSION(b1[,b2]…)

b は 1 つの境界ペアを表し、配列の 1 つの次元の要素数を指定します。各境界ペアは、その次元のオプションの下限 (lb) および必須の上限 (hb) を指定します。境界ペアは次のように指定できます。

* 境界ペアのアスタリスク形式は、手続きまたは関数のパラメーターを定義するために使用される場合、対応する配列引数からこの次元の上限と下限の両方が取得されることを指定します。1 つの境界ペアをアスタリスクとして指定する場合は、すべての境界ペアをアスタリスクとして指定する必要があります。
lb:hb この形式は、次元に使用できる最小および最大の添え字を指定します。lb は、次元の下限を指定する、範囲の式またはオプションの符号付き整数定数です (配列のストレージ クラスに基づく)。lb と同様に、hb は、範囲の式またはオプションの符号付き整数定数です (ストレージ クラスに基づく)。次元の上限を指定します。
hb この形式は、次元の上限のみを指定します。下限は 1 と見なされます。

次に例を示します。

DECLARE X(5) FLOAT;
DECLARE Y DIMENSION(5) FLOAT;

この例では、X および Y は 5 つの浮動小数点値の配列になります。

DIMENSION 属性は、通常、変数の名前の直後に記述され、DIMENSION キーワードなしで記述されます。

DIMENSION を FILE 属性または ENTRY 属性とともに指定した場合、関連付けられた名前は名前付き定数ではなく変数になります。