出力変換

F 形式の出力変換では、PUT 文の形式リストの算術値または文字列値が固定小数点値に変換され、小数点以下 d 桁の値を含む w 文字の文字列として丸められ、フォーマットされます。

d = 0 の場合、または d が省略されている場合は、ソース値は小数部のない固定小数点値に変換され、変換後の整数値は、先頭の 0 (ゼロ) が抑制された w 個の空白文字のフィールドに右寄せで配置されます (値 0 の場合は 1 桁の 0 を持つ)。値が負数の場合は、先頭の有効数字の前に負符号が付きます。値とその符号が w 文字に収まらない場合は、ERROR 状態が通知されます。

形式が F(4) の場合は、次のような結果になります。

値     結果
0 boxes0
25 boxes25
-8 boxes-8
13.5 boxes14
17.08 boxes17
1000 1000
-1000 無効

d^= 0 の場合は、ソース値は小数部が d+1 桁の固定小数点値に変換されます。この値は、小数部の最終桁に 5 を加算して丸められ、小数部の最終桁は削除されます。変換後の値は、先頭の整数の 0 (ゼロ) が空白によって抑制された w 文字のフィールドに右寄せで配置されます (小数値で 0 の場合は 1 桁の整数の 0 を持つ)。値が負数の場合は、先頭の数字の前に負符号が付きます。値とその小数点および符号が w 文字に収まらない場合は、ERROR 状態が通知されます。Open PL/I で許容される最大精度については、『Open PL/I ユーザー ガイド』を参照してください。

形式が F(5,2) の場合は、次のような結果になります。

ソース     フィールド
0 boxes0.00
-1 -1.00
.005 boxes0.01
.0005 boxes0.00
10 10.00
-10 無効