用語集

A

アプリケーション プログラム (application program)

在庫管理や給与計算などの特定のデータ処理タスクを実行するために使用されるプログラム。

引数 (argument)

呼び出される関数、プロシージャ、またはプログラムに渡される値。

算術演算 (arithmetic operation)

加算、減算、乗算、除算など、数値フィールドでのみ実行される演算。

配列 (array)

順序付けされた値のセットであり、すべての値は同じデータ型である。

配列要素 (array element)

配列内の 1 個のデータ項目。

配列索引 (array index)

配列内の要素の実際の番号、または配列内の要素の番号または相対配置を含むフィールド。

属性 (attribute)

コンパイラがプログラム内でデータを解釈して格納するために使用する特性。

B

基底付き変数 (based variable)

固有の記憶域ブロックまたはアドレスを持たない変数。記憶域の記述として機能するが、記憶域のアドレスを指定するためにはポインター値を使用する必要がある。

2 進数 (binary)

2 進法に関連するもの、2 進法であるもの、2 進法に属するもの。有効な数字は 0 および 1。

バイナリ形式 (binary format)

各フィールドを 2 バイトまたは 4 バイトの長さで表した 10 進値の表記法。フィールドの左端のビットは符号 (4. または –) であり、整数値はフィールドの残りのビットに配置される。正の数であれば符号ビットにゼロが入り、2 の補数で表現される。

ビット文字列 (bit string)

一連のビット。

分岐 (branching)

特定の命令または操作をバイパスして、プログラム内の命令の順次実行を変更する手法。

参照渡し (by reference)

パラメーターの呼び出し先プロシージャが、対応する引数の呼び出し元プロシージャと同じメモリー位置を使用する。

バイト (byte)

1 つの ASCII 文字を表す、隣接する 8 個の 2 進数のグループ。

値渡し (by value)

引数が、呼び出し側ルーチンのスタック フレーム内の一時記憶域ブロックにコピーされる。パラメーターは、一時記憶域を記述したもの。

C

呼び出し先のプログラム (called program)

別のプログラム、つまり呼び出し元プログラムによって実行が要求されるプログラム。

呼び出し元のプログラム (calling program)

別のプログラム、つまり呼び出し先プログラムの実行を制御するプログラム。

注記 (comment)

プログラム、コマンド、またはファイル内で、命令ではなく説明として機能する語またはステートメント。

翻訳 (compilation)

ソース プログラムを実行可能プログラムに変換すること。

コンパイラ (compiler)

ソース プログラムを実行可能プログラムに変換するプログラム。

複合ステートメント (compound statement)

別のステートメントを含むステートメント。

定数 (constant)

処理に使用される、変更されない事前定義済みの値を持つデータ。定数は、プログラムの実行中に変更されることはない。

制御変数 (controlled variable)

世代ごとに記憶域の割り当てと解放が動的に行われる変数。制御変数は、ALLOCATE 文で指定された場合にのみ割り当てられる。

D

データ形式 (data format)

ストリーム ファイルとの間での値の送信および変換を制御する。

データ セット (data set)

プログラムの外部にあるデータの集合。

データ構造 (data structure)

1 つ以上のサブフィールドで構成される記憶域内の領域。データ構造は、プログラム記述または外部記述のいずれかを使用できる。

宣言された名前 (declared name)

変数、ファイル、ラベルなど、プログラムが操作するオブジェクトを示すために使用される名前。

動的 (dynamic)

実行時に発生すること。

E

実行 (execution)

コンピューター プログラムの命令が処理装置によって実行されること。

式 (expression)

作用対象と演算子で構成される。

エクステント (extent)

配列の次元の境界 (上限から下限を引いた値に 1 を加算した値) と、文字列変数の宣言された長さによって示される範囲。

外部プロシージャ (external procedure)

別のプロシージャに含まれていないプロシージャ。

F

要素宣言 (factored declaration)

かっこで囲んだ名前のリストを含むステートメントの宣言。

フィールド (field)

特定の情報項目として予約され使用される領域。

ファイル (file)

名前が付けられたデータ セットの表現。

ファイル定数 (file constant)

ファイル制御ブロックへのポインター、またはその指定子。

ファイル制御ブロック (file control block)

ファイルが開かれている間、ファイルの現在の状態に関する情報が保持される静的記憶域のブロック。

ファイル値 (file value)

ファイル制御ブロックを指定する。

ファイル変数 (file variable)

ファイル値を割り当てることができる変数。

形式リスト (format list)

ストリーム入出力ファイルとの間でのデータの送信を制御する形式項目のリスト。

H

16 進数 (hexadecimal)

16 進法に属するもの。有効な数字は、数字の 0 から 9 までと文字 A から F までであり、A は 10、F は 15 を表す。

l

内部プロシージャ (internal procedure)

別のプロシージャ内で入れ子になっているプロシージャ。

K

キー (key)

入出力操作中にレコードを識別するために使用される値。

キーワード (keyword)

動詞、オプション、句など、ステートメントの一部を示すために使用される名前。

L

ラベル (label)

プログラムの特定の位置を表すシンボル名。ラベルは、1 つ以上の分岐操作の宛先ポイントとして使用できる。

M

主構造体 (major structure)

サブ構造体ではない構造体。

メンバー (member)

構造体の直下のコンポーネント。

N

名前 (name)

単一の文字、または一連の文字、数字、およびアンダースコア文字。一意名とも呼ばれる。

Null ポインター値 (null pointer value)

変数をアドレス指定しない一意の値。ポインター変数を示すもので、何もアドレス指定しない。

Null 文字列 (null string)

長さ 0 の文字列。

O

ON ユニット (ON-unit)

指定された条件が発生した場合に実行されるステートメントのブロック。

作用対象 (operand)

定数、変数参照、組み込み関数参照、または式。

操作 (operation)

情報の加算、乗算、比較、移動など、1 つ以上のデータ項目に対して実行される定義済みアクション。

P

パラメーター (parameter)

呼び出し先の関数、プロシージャ、またはプログラムが引数を参照するために使用する名前。

ピクチャ (picture)

対応するスペースを占める文字を定義する記号の文字列。

ピクチャ値 (pictured value)

固定小数点数を表す文字列値。

ポインター値 (pointer value)

変数の記憶域のアドレス。

精度 (precision)

算術値の桁数。

プロシージャ (procedure)

PROCEDURE 文で始まり END 文で終わる一連のステートメント。ブロックとも呼ばれる。

プログラム (program)

指定された順序で一連のタスクを実行するようにコンピューターに指示する一連の命令。1 つ以上の外部プロシージャで構成される。

R

レコード (record)

スカラー、構造体、または配列変数のコピー。

レコード ファイル (record file)

順序に従ってアクセス可能であるか、文字列値によるキーを使用してアクセスできる、不連続のレコードのシーケンス。

参照 (reference)

参照の目的を示すために必要な任意の添え字、ポインター修飾子、または構造体名を伴う名前。

S

スカラー変数 (scalar variable)

単一の値しか持てない変数。

有効範囲 (scope)

名前を参照できるプログラム テキストの個別の領域。

自己定義構造体 (self-defining structure)

固有のフィールドに関する情報を含むベース構造体。1 つのメンバーの値は、同じ構造体の別のメンバーに割り当てられた記憶域スペースの量を決定するために使用される。

分離符 (separator)

名前、定数、数字、および文字列を区切るために使用される文字または一連の文字。

順編成ファイル (sequential file)

レコードが順番に入力されるファイル。ファイルがキー付きである場合、レコードはアクセス パスの順番で処理される。

単純参照 (simple reference)

添え字、ポインター修飾子、または構造体名のない名前。

スタック フレーム (stack frame)

スタックに割り当てられた記憶域ブロック。

ステートメント (statement)

一連のトークンで構成され、末尾にはセミコロンを付ける。代入ステートメントを除くすべてのステートメントは、キーワードで始まる。

ステートメント ラベル (statement label)

ステートメントのプレフィックスとして、名前に続けてコロン (:) を付ける。

ストリーム ファイル (stream file)

行およびページに編成された文字列。

構造体 (structure)

階層的に順序付けされた、さまざまなデータ型の値のセット。

構造体修飾参照 (structure qualified reference)

レベル数が増える順に左から右に記述された一連の名前。

添え字 (subscript)

配列の要素を参照するために使用される整数値の式。

添え字付き参照 (subscripted reference)

配列として宣言された名前の後に、かっこで囲んだ添え字式のリストを記述する。

サブ構造体 (substructure)

別の構造体のメンバーである構造体。

T

トークン (token)

名前、定数、句読記号、コメント、またはコンパイル時のテキスト変更ステートメント。

V

変数 (variable)

プログラムの実行中に値を割り当てることができる名前。変数は、変数宣言で指定された型の値だけを取ることができる。