ファイル定数

ファイル定数は、FILE 属性を使用し、VARIABLE 属性は使用せずに宣言された識別子です。次に例を示します。

DECLARE F FILE;

この例では、F はファイル定数の名前です。

ファイル定数は、代入操作の対象にすることはできず、デフォルトでは外部になります(代入文の詳細については、「」の章を参照してください)。

各ファイル定数は、ファイル制御ブロックと呼ばれる静的記憶域のブロックに関連付けられます。ファイル制御ブロックは、ファイルが開かれている間、そのファイルの現在の状態に関する情報を保持します。実質的に、ファイル定数は、ファイル制御ブロックへのポインター、またはその指示子といえます。ファイル定数では、-defext コンパイラ オプションを使用する必要があります。

各ファイル制御ブロックのファイル識別子 (ID) は、関連付けられているファイル定数の名前 (NAME) です。前の例では、ファイル ID は F になります。この ID は、ファイルが開かれている間、このファイルのデフォルトのタイトル (TITLE) として使用されます。