入出力

Open PL/I には、ストリーム入出力およびレコード入出力の 2 種類の入出力処理があります。それぞれに独自の文があり、対象となるファイルも異なります。Open PL/I では、1 ファイルあたり 32,767 を超える数のレコードを処理できます。さらに、UNIX 名前付きパイプもサポートされています。これにより、UNIX の入出力では通常は不可能な、2 GB を超える大きさのデータ セットの読み書きが可能になります。

ストリーム ファイルは、行およびページに編成された文字列です。ストリーム入出力を使用してファイルを読み書きすると、データが ASCII 文字の連続ストリームとして扱われます。ストリーム ファイルは PUT 文によって書き込まれ、GET 文によって読み取られます。

レコード ファイルは、順次アクセスまたはキーのいずれかの方法でアクセス可能な個別のレコードのセットです。レコード入出力を使用してファイルを読み書きすると、入出力文の実行時に 1 つのレコードのみが処理されます。レコード ファイルの読み書きには、READ、WRITE、REWRITE、DELETE の各文が使用されます。

次の各セクションでは、Open PL/I の 2 種類の入出力処理であるストリーム入出力およびレコード入出力について詳しく説明します。